「仮面ライダー響鬼」最終話 明日なる夢②


【もの凄い事に気がついたような気がする】

 最終話のみ登場の新魔化魍は「東松山のサトリ」「東松山のロクロクビ」だそうです。個人的に東松山は縁のある地名だったのでビビりました。いやそれが所以に気がついてしまった衝撃の事実!! 東松山って埼玉なんです。埼玉は海のない土地です!! だ の に!! ロクロクビとの戦闘終了後、目覚めた明日夢が見たのは……


紛れもなく海。


もっちー救出大作戦】

 攫われた上に培養液に浸けられ、変なおたまじゃくしまで混入されたもっちー。最終回に詰め込みすぎなくらい酷い目に遭いつつも、明日夢(と京介)が助けにきてもらい、明日夢にもの凄い心配してもらったし、もっちー的にはナイス男女!みたいなヒキ。しかしこの後、どうもっちーに事の次第を説明するのかが気になりました。彼女からすれば足掛け3年、蚊帳の外だったわけだから。


【京介変身!】

 明日夢の事を認めつつ(前回許さないって言ったのに)、「お前とは鍛え方が違うんだよ!」と変身してもっちーを攫った魔化魍と戦う京介。銀色の鬼スーツは文句ナシに恰好いいんですが、しかし即ブッ飛ばされ、変身解除って……あとディスクアニマルに本気で助けられる鬼は初めて見たような気がする。ああディスクたちにまでヘタレ認定されている京介が本気で可哀相。


【謎の紳士と淑女】

 洋館の男女も更なる上位種の手駒に過ぎなかったってオチ。何となく猛士とある種の共生関係にありそうな気が、とか色々穿って見てた敵の存在は結局投げっぱなしで終焉。


【明日なる夢】


「ヒビキさんに憧れてたんです。初めて会った時から。僕もいつかヒビキさんみたいになりたいって」

「でもそれじゃダメなんじゃないかって、気がついたんです。ヒビキさんに何でも頼って……ヒビキさんの真似をして……それじゃホントに僕が目的を持ってよく生きていることにならないんじゃないかって。それがヒビキさんが教えてくれた事なんだって」

「僕は鬼にはなりません」


 明日夢の決断が良いか悪いか、正しいか正しくないかなど全く問題ではなく、重要なのは明日夢が自分の言葉で喋ってる事だと思いました。この物語は師匠と弟子というちょっと変わった愛情関係(間違いではないと思う表現)にある明日夢とヒビキ、イブキとあきら、ザンキとトドロキ、3者3様の「別離」の話としても取れるわけですね。

 1年(劇中時間内では3年ちょっと)通して至った弟子の決断を嬉しそうに寂しそうに見やるヒビキさん、「初めて会った時から明日夢は俺の自慢の弟子だったよ」と、一目惚れだった事を告白(大間違い)。
 挙句「俺の傍で自分らしく生きてみなよ」って、弟子がひとり立ちを決意してるのに師匠が全然弟子離れしてないんじゃ……こりゃこれからも二人の仲は大変だ! と、画面の前で泣いていいのか笑っていいのか萌えていいのか迷っている内に激終。ああ終わっちゃった……。終わっちゃったよ……(脱力)。生きてる楽しみがひとつ減りました!


 総括はまた後で。