「八重の桜」#24 二本松少年隊の悲劇
色々書こうと思ったんだけど、二本松少年隊のネタオンリーで行かせてください。
【出陣前の風景】
→オマケの「八重紀行」で、生き残った人が「修学旅行ではしゃぐ学生のノリだった」というのを踏まえて改めて見返したら、もうどうしようもなかった。火器は旧式、抜刀もツーマンセルじゃないと抜けない。アカン…
【出陣】
→名札に「十三歳」とか書いてあったから、いまでいう11〜2歳かー、と思いきや、なんとこの二本松藩には「有事の際は二歳サバ読んででも戦線に参加しろ(意訳)」というトンデもねぇルールがあったらしく、下手したら現代年齢ヒト桁の少年たちの集団です。
→重要なのは「子供の集団が戦争に出るなんて大変だ。可哀想」ではなく、「子供なんてこと戦闘でクソの役にも立たないものを持ちだしてきたら全滅するの目に見えてるじゃん。上はバカなの!? バカだろ!?」と思うほうだと僕は思うのです。
これは勿論次回以降の白虎隊出陣に対しても言えるわけで、僕らがどんなに可哀想だと思っても起こってしまった事件を変える事はできないのだから、やれることがあるとすれば、もう二度とこういう事が起きないように、というのもたいがい理想論で、世界のどこかじゃ子供がいまこの瞬間も子供が銃抱えてヤク漬けで戦っているのだからツラい。人間はどうしようもないいきものから脱出できないのだろうか…。
【木村銃太郎先生】
→少年たちを引率していた銃太郎先生からして20歳そこそこの若輩。
【ポイズン先生】
→銃太郎先生を失い、逃げ惑う少年たちの前に現れた人物は……も、もしや貴方はGTO!?(違)
【大惨事勃発】
→少年たちの奮戦を称賛し、「家へ帰りなさい」と見逃すポイズン。さすが未来のGTO!(違) しかしポイズンたちが立ち去った後、違う部隊に銃弾の雨あられを食らう大惨事発生。おおポイズンよつかえないとはなにごとだ。
【ダルマボーイズ無残】
→最期の力を振り絞っても、抜刀はツーマンセルじゃないとできないという……アカンよ……アカンよ……。
→刺された敵の大将が少年を讃えるんですよ。「ワシの不覚じゃ」って讃えるんですよ。漢として彼を讃えるんですよ。致命傷なのに。おまけに「撃つな」って味方を制するんですよ。もう……なんだよ……。言葉の通じない、わかりあえない奴らと戦ってるんじゃないんだ、という描写をここで挟んでくる容赦のなさなんだよ……
既に半ば錯乱していたおかげで少年がその事に気が付かなかった(ように見えた僕は)のがせめてもの救いかもしれない。そんなのわかっちゃったらそれこそやってられないじゃないッスか…。もー! もー!(ジタバタ
→ダルマもこんなペッシャンコの半壊にされた形で八重たんの元にリターンするとは思ってなかったに違いない。
→「くっ、こいつ着物越しとはいえ八重たんのおっぱいを感じられるポイントで抱きしめられて羨ましいなどちくしょう!」と思った僕を銃で撃たないでください。
実にエグい回でございました。よくやれたなぁこれ。
八重の桜 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) | |
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