玉木宏最終回の「平清盛」#28 友の子、友の妻

【義朝死す】

ビックダディ清盛「君のお父さんはお風呂入ってる時に裏切り者に襲われて全裸で死亡しましたッ!

少年頼朝「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアア
※実際に上記のようなシーンはありませんでした。あしからず。

源義朝の死に様がどう解釈しても残念全開な件について、タマキンは一体どう演じるのか!? 大事なところを風呂桶で隠しながらバトるのか!? と個人的にワックワクしていた死に様ですが、NHKのあたたかい配慮でスタイリッシュ心中自殺に変更されてしまいました。


→件のスタイリッシュ心中自殺。
主君の父を主君の名誉の為に斬った腹心のかつぶし屋社長の最期が、主君を斬って死ぬという因果の帰結を迎えているんだけど、「なぜ風呂場まで我慢できなかったんだー!」とテレビの前で僕それどころじゃなかったっていう。

【頼朝助命】

→20数年後の平氏滅亡の最大の要素となる頼朝助命、なぜここで頼朝と義経兄弟を清盛が殺さなかったのか、という事柄は歴史上の謎としていまだに学者間で論争されてる部分をどう描くのか!? とドキドキしていたら、まさかの平氏コント連発! 有名な池禅尼の断食半日でウッカリ終了!
池禅尼も年を重ね時を経て、清盛に対しての感情が大分角が取れてきたよいシーンだったのですが、結局のところ特大のキラーパスだった点は変わりないのがつらいです。

【源氏十代の指揮棒でミラクルタマキン召喚】

→先週千秋先輩が落とした指揮棒は清盛がお持ち帰りしてました。

→決して岡田将生の「つなぎ」ではない演技で将来性を見せた中川大志君を…

→指揮棒で殴ると…

→アラ不思議! 先輩召喚!!!!

→清盛なりの友への餞と共に頼朝に指揮棒、もとい髭切継承。以上平氏の長と源氏の若き長の、二度目にして二度とない邂逅の一部始終をお送りしました。そんなにウソついてません。

ゴリエミさん(親しみをこめて)】

大人の事情で超絶絶世美女という設定になってる常盤御前ことゴリエミさんです。一般的な印象だと常盤があまりに美人なので清盛はその子供たちごとまとめて助命してしまう→滅亡布石になるわけですが、ここにおおいなる疑問が沸き起こるわけです。ゴリエミさんはそんな言うほどの美人ですか? 
例えるなら「剣客商売」で美女設定の寺島しのぶ「ふるいつきたくなるようなうつくしいおなご」呼ばわりされるたび「おいウソも大概にせえや!」とツッコむ心境に似ているのです。いや寺島しのぶと比較するのは若干可哀想かもしれません。美女かどうかはさておいて、寺島しのぶの演技力の高さを誰が疑うことでしょう。
ゴリエミさんには若さと事務所力以外何もない! いやこれも言いすぎかもしれません。彼女は圧倒的に色々なものが足りないだけです。経験値を重ねて自分だけのカラーを獲得する日がいつか来るかもしれません。そうした時初めて僕もゴリエミさんと呼んだことを謝り、ちゃんと名前で呼ぶでしょう。そんなわけでゴリエミさんが清盛の側女になりました。

【安達】

→サラっと塚本高史が初登場。最終的な勝者の一人は池禅尼の采配で頼朝の従者になったのか……。つくづくキラーパス母さんだな!

【タマキン最終回によせて】

→シワシワの7歳児として初登場後、少年ジャンプ的なワイルド的ライバルとして成長し、強引さが災いして父親と決別、一族を二分した果てに本質はヘタレを露呈、半泣きしながら馬の鞍磨きに励むダメダメ期を経て、漸く復活! と思ったら全力で間違った方向に舵切っちゃって、一族を滅亡寸前にまで追い込む愛すべき源義朝像を見せてくれた千秋先輩ことタマキンこと玉木宏でした。全裸が拝めなかったのが惜しいですが、フォーエバーの賛辞を送りたいとおもいます。フォーエバータマキン!

【清盛紀行で全裸ポイント公開】

→ここで全裸風呂桶バトルが(違

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産経新聞出版 2012-06-28

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