「風林火山」#10 晴信謀反


 謀反根回し回。主君を器、家臣を器を満たす水にたとえたり、親を追放する子が子なら、子を捨てようとする親はどうなのか、家臣もまた子なれば親を選ぶ時、など、謀略をめぐらす千葉真一はじめ武田の家臣団は言い回しが見た目の暑苦しさに反してビタイチお洒落じゃないですか? 本来は割とパワーバカ(失礼)が多い、というか確か殆どソレばっかりの連中のはずなんだけど……唯一ラストのヒキまで場の空気を読めなかった加藤武ナイス。
 しばらくぶりの登場になる瀬川亮は、爽やかでした。勘助はじめ暑苦しい泥臭い汚なさそう腹の底まで真っ黒系の連中ばかりの中、晴信近習(この役職は要注意ポジション)の高橋一生トカ、爽やかさってホント重要。