「ST 警視庁科学特捜班」
単発スペシャルドラマ「ST」が面白かったです。
日テレは去年から積極的に連ドラ化を視野に入れたパイロットドラマを多く制作、オンエアしているような気がしますが、これもその一環の一作と思われます。ドラマ不振の昨今、その姿勢は支持していきたいところです。でも金曜ロードショーの枠でオンエアするのだけは止めてください。金曜ロードショーは映画をやれ映画を!(「ST」は金ロー枠のオンエアじゃないです)
それはさておき「ST」です。
正直な話、開始1時間半までは大して面白く感じませんでした。
特異なキャラクターたちが特異な能力で特異な犯罪を捜査していく刑事もの、というのは、出涸らしも出尽くしてるネタだけに、ドラマとして飽きなく魅せるのは難しくなってきてるように思います。
しかし、開始から1時間半経過し、クライマックスになって、突如このドラマが確変を起こしました。
キッカケは藤原竜也です。
藤原竜也は主演クレジットにも関わらず、「引きこもり」という設定を差っ引いても、ここまで殆ど出番がない、という状態だったのですが、真犯人と対峙するために部屋を出るしかない! という状況に追い込まれます。しかし長年の引きこもり生活がたたってどうしても部屋の外に出られない! そこで彼が取った驚愕の行動は!
→藤原竜也(ゆるキャラ)
クッソ笑った。でもコレ藤原竜也が中に入ってなくても成立しねぇ? 声だけアテレコすればいいんだし…と思ってたら!
→藤原竜也(半脱着)
脱いだよ! 休憩中のカイジみたいな格好でそのまま真犯人と対峙開始だよ! 真犯人の真相が明らかになるクライマックスなのに、藤原竜也のビジュアルがクレイジーすぎて話してる内容がちっとも頭に入ってこなかったよ!
好評なら連ドラ化、を狙ってるらしいので、その折はこのゆるキャラマスター・藤原竜也をより効果的に見せれば面白い! と思いました。
【ところでこのドラマには窪田正孝が出てました】
→嗅覚に優れ、先端恐怖症で、先端恐怖症が高じて人と会話する事を辞めた、格闘術が凄腕の窪田正孝でした。台詞一言しかなくても美味しいキャラです。
→連ドラ化の折にはマサのアクションも5割増ぐらいでお願いします。
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