保元の乱へのフラグ立てはバッチリな「平清盛」#19 鳥羽院の遺言


もののけ演技で僕らを爆笑させてくれた鳥羽院のラスト回です。この数回で急激に真人間化、イビり倒した崇徳院への罪の意識に苦しんだりたけど、いままでの事を思えばゴメンの写経ぐらいじゃ足りないよね? ジャンピング土下座ぐらいは最低ラインだよね?

ミラバケッソ滋子】

平氏絶頂の象徴であり、重盛と並んでその死により平氏滅亡の除幕を切って落とすことになるミラバケッソ滋子登場。

【「ちりとてちん」からの刺客】

→え!? 波岡一喜玉木宏の長男なの!? このドラマ頼朝や重盛の成長過程をジリジリ描く割にタマキンに7歳児をやらせたり、年齢バランスはちょっと悪いというか、テコ入れでキャラテロップ増やしたというなら、年齢テロップも欲しいところです。僕も言われなきゃすでに松ケンが史実では40歳手前ということが信じられません。

はねトびからの刺客】

→後白河帝の寵臣塚地武雅。寵臣というのはつまりそーいうことです。

【今週の源氏の棟梁】

→お父さんとの関係が最悪だからって、人の家で指揮棒(友切)振り回して八つ当たりする大人気のない源氏の棟梁。

【さよなら鳥羽院

→美しいを全力で通り越してギャグにしか見えない菊まみれラスト。松雪泰子もしおらしくなってたけどさ! 貴方もとりあえず土下座組だよね!?

【カウントダウン保元の乱

→ヤりすぎ(色々な意味)で左遷されたホモと、発狂から一転・一時的に正気に却って鳥羽院との和解を考えるもあまりにも遅すぎ、かつ何かと気を使い構ってくれた清盛(異母兄)にも見限られてしまった魔王が運命の出会い。しかしなんでそんなところで出会ってしまったのでしょう。場所からして盛大な負けフラグじゃないですか。

4140056142平 清盛 二
藤本 有紀
NHK出版 2012-03-27

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