「UN-GO」#1 舞踏会の殺人(ネタバレなし)

「戦争のせいで堕ちるのではない。人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ」

會川昇の新作にして、會川×水島精二×BONESという「鋼の錬金術師」1期タッグにして、水島×高河ゆんという「ガンダム00」タッグにして、坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖」および安吾作品からの引用多々ありありのノイタミナ新作という、個人的にお腹いっぱいの作品。
特に會川昇作品という点では、「仮面ライダーディケイド」降板以来のまとまった脚本新作。否が応でもニヤニヤしちゃう。
原作については、「坂口安吾? 教科書に載ってたっけなー、どっちかといえば歴史の受領で聴いたなー?」ぐらいの知識しかなかったので、せっかくの(無職求職中)機会だし、と青空文庫リーダーをiPhoneにダウンロードしてちまちま読んでます。

というわけで1話原作の「舞踏会殺人事件」を事前に読み、「月刊ドラマ」の脚本も読んで改めて見たんですが、かなり色々な坂口安吾要素が詰め込まれてて、読んでなくても何も困らないけど、読んだら読んだでまた色々な見解が見て取れるという、1粒で3度美味しい状態。

推理ものだけに極力ネタバレはナシで! と言われたからにはオンエア中は守りたいので、事件の概要と顛末はココの感想ではバラしません。事件以外の事は書くけど。
とりあえず事件に絡んだネタで言えることは、ゲスト声優が大総統とロゼだった、って事ぐらいかな? あのキャスティングは絶対ワザとだと思うんですけど…。立って歩け、前へ進め(違。

【敗戦探偵】

勝地涼が巧すぎて本当に恐れ入りました状態。

【因果】

原作と大きくキャラ設定の違う少年・因果。原作では人間ですが、こちらではギアス能力使いでした(違)。

【梨江】

ヒロインの腋をチェックしない僕なわけがない(最悪)。コミカライズ版で新十郎に「お嬢」って呼ばれてるんだけど、アニメでもそう呼ばれるのかな(勝地ボイスで。


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