「WALL・E/ウォーリー」★★★★


以下、亜姫と亜姫家族のアホな会話。

亜姫家族:「ウォーリーの動力って太陽電池なの?」
亜姫:「太陽電池みたいですね」
太陽電池じゃあんなに動かない」
「いや動くんじゃないですか? 未来だし」
太陽電池の使えなさを知ったら、とてもじゃないが信じられない」
「そこは未来テクノロジーという事でご納得いただけないでしょうか……」
「未来だからってそこは妥協できない!」
「そんなことどうでもよかよ! ドラえもんだって何で動いてるかわかんないけど高性能だろ!?」
「何キレてんの!? ドラえもんはドラ焼きで動いてるんだよ!」
「違うわ!」


家族曰く、太陽電池以外に絶対何か動力炉がないと納得できないそうです。知らねぇよ! 僕だって他になにかないと最後のあのオチおかしいって大いに思うけどさ、映ってないだけで色々……何か未来のテクノロジー上の奇蹟があったんだよ! 以下ネタバレ感想。動力源の話はどうでもいいので忘れてください。



色々な人が書いてたけど、僕も人間が全滅してるか、帰還しない方がイイナーと思った。艦長の「生き残るより生きたい」という台詞はスバラしかったけれども。ああこういう台詞が心に残る時代だ。
ロボットたちが人間性を獲得していることについて人間たちがウルトラスルーしていたことはいいんだろうか。ロボットに泣けるという意味をロマンティックに捉える時代はとうに終焉してると思う。同じ理由で「ケータイ捜査官7」のケイタとバディの関係は「おそろしい」わけですね。
ま、この映画はその可能性についての恐ろしさはとりあえず右に置いておいて、物言わぬロボットたちのアクションとラブを堪能する作品としては素晴らしい出来だと思います。上映時間も103分で良心的。