「風林火山」#1 隻眼の男


功名が辻」がアホで地味の一豊様(酷い物言い)からの視点、という以外は、全国区の戦国時代物語だったならば、本作は地域統一戦、武田・上杉・今川・北条界隈のマニアック武将およびマニアック合戦で綴る戦国時代物語みたいな感じですね。
 誰でも名前ぐらいは知っている川中島合戦、Gacktの本格登場まで興味をひきつけられるかどうかが当座の問題かな、などと冷静ぶって書いてはいますが、冒頭で風林火山の例のアレとか云われた瞬間にテンションだだあがり。毎作神レベルのテーマ曲は今回も神レベル(しかも千住明!)の演出と音楽で、もうこれだけでもいいくらいですが、本編の感想も。 
 初回を大味に説明すると、いまだ不安定な甲斐の国周辺の政情を描きつつ、のちに戦国トップ5に数えられることになる軍師・山本勘助(情緒若干不安定)が、旅の途中で行き会った少女ミツと、ちゃむちゃむみっちゃむ(死語)になる話でした。
 マニアック武将列伝は、のち信玄公の下で才覚を発揮する面々の、まだ父親・祖父の世代とかが出張ってる段階なので、超マニアック武将列伝状態。誰が誰だかさっぱりじゃー。苗字の振り仮名は毎回振っていただきたい。