「仮面ライダー響鬼」#36 飢える朱鬼②

 
 感想2回目です。大体時系列に沿ってダラダラと文字ばっかですいません。③は多少キャプの予定。


【今日もかませ犬全開の桐矢少年】

 折角ストーキングするなら自室まで突きとめて欲しかったのに、あっさり尾行を看破される桐矢少年。この軟弱者が!(えー)

 更に夜の公園に呼び出すぐらいなら押し倒すぐらいしてほしかったのに(そしてイブキさんにブッ殺されて欲しかったのに)、オロナミンC一気飲みをかけて「俺と勝負だ!」ってお前……(哀れみの目)。そりゃあきらたんにも「バカみたい」って言われますよ。

 でも諦めの悪い桐矢少年、鬼と学業を両立させようとしているあきらに「保険をかけてる」と突いたのは正しい指摘だったのだけど、暴言の数々にさすがに怒った明日夢に対し、あきらに貸したノートの間違いを指摘、「やり直し!」と叩きつける桐矢少年は、実に正しい事を言っているのだけれど、これでまた明日夢とお友達への道が一歩遠のいたと思います。
 桐矢の今週の出番ここで終了。これだけの出番なのに、こんなに嫌われる彼がちょっと可哀相。


【同棲、違った師弟の危機】

 桐矢少年の暴言の数々をイブキに報告するあきらたん。イブキさん穏やかに聞いてるけど、多分彼のデスノートに桐矢の名前が書き込まれました。

 それはともかく、登場時から引張られてきたあきらの過去は魔化魍に両親を殺されたとの事で。まあ想定の範囲内な過去バナですが、この辺、あきらの父親が猛士関係者である事(#25)、イブキが10代から鬼をやっているとはいえ、当時高校生の段階であきらと同棲、違う師弟関係を結んだ経緯等、穿ってみたら色々止まらなくなるので割愛。




【元祖かませ犬な裁鬼さん】

 ノツゴを逃した挙句、けったいな鎧武者にシバき倒された裁鬼さん。また病院送りかよ! メゲず養生してリハビリして復帰して最終決戦には役立ってください。


【鎧で鬼の代用ができるっていうけど】

 その割に今回のラストであっさり壊れましたよ!? 駄目じゃん!! どうやら耐久性に問題があった模様。
 しかし「僕が着たら」って明日夢君のひそかな願望が露呈した瞬間だと思いました。対する「(少年が着たら)似合うかもな」ってヒビキさんの返し方が最高です。でも似合わないと思う。


【何故童子・姫といきなりバトルなのか】

 童子と姫のスタンドプレーが目立ってきた以上、待ち伏せていたとも取れるけど、そういう部分の説明が決定的に不足しがちな30話以降。妄想で補完しろと? 補完するよ?
 それはともかく、運転中の凱火から飛び降りるヒビキさん。凱火は? ねぇ凱火はどうなったの? バイク全壊じゃねぇのアレ?


【イブキさんとザンキさん】

 イブキさんの苦悩はあきらの悩みを掬ってあげられない以上に、ザンキさんに預けざるを得ない自分に対する歯噛みみたいなのも感じました。ああイブキさんの苦悩顔がたまらない(あれ?)。
 一方、人生経験豊富らしいザンキさん。前回自分で女性経験鬼のように豊富だって言ってたし、どうやら師匠がらみでトラウマもあるみたいだし。弟子もアホの子だし。カラダボロボロだし。ザンキさん苦労が絶えません。


【あきらたんと雷師弟】

 一時的にザンキ預かりになったあきら。ファティマの貸し借り(「FSS」)みたいな事務上のやりとりがあった筈だ間違いない! 
 悩む美少女に対し、師匠と弟子、それぞれの言葉のかけかたが「らしくて」素敵。おちゃらけつつ、あきらの事を本当に気にかけているトドロキ、イブキよりはっきり確りキツく言ったけど、頑ななあきらに対し、イブキのように言葉を失うでもなく、より強く言葉で伝えようとするザンキさんとか。


【あきらの闇】

 魔化魍を憎む気持ちで強いモノへ、と口にする時のあきらの表情がエロ、違った若干嬉しそうとも取れる表情なのが、あきらの抑えられない暗黒面なんだなぁと思いました。父親を失った事で変態化した桐矢少年とある種同一の傷み(弱さ)とも取れるわけですが……


【シュキお姉様と呼ばせてください】

 鬼をやめさせられ、現在は華道教室を営むシュキお姉様。何かお花の教え子に対する態度がエロいんですけど。10年前に仕留められなかったノツゴ絡みで再び盤上にあがった経緯は不明(そんなのわかりきってるけどさ)ながら、いきなり裁鬼さんをしばき倒すあたり、猛士に対しても何やら恨み節がありそうな予感。


【朱鬼さん爆笑の戦闘スタイル】

 お姉様の意図は不明瞭ながら、鬼を襲った理由のひとつは変身道具を奪う目的にあったみたいです。道具って使いまわし可能なの? トカ色々辻褄考えたら数時間考えてられますが、割愛。
 
変身後は数週前から構えていただけに、動く姿は思ったよりまともに見られました。寧ろ、凄かったのはハープ攻撃なわけで、あんな魔法少女のようにハープ出すとは全くの予想外で爆笑。そして何か弱そうだ音撃攻撃。一応ノツゴの針ラッシュをカーテン状に展開させた音波で防いでましたが。


【苦手な水ドボン演技で頑張る秋山奈々嬢】

 ノツゴの針ラッシュのあおりを食らって、川へ転落するあきらたん。その川微妙に浅そうで、別の意味で心配です。痛そう。
 あきらが落っことされて、激しく動揺するザンキさんとか、ヒビキさんに萌え。この場にイブキさんがいたら多分半狂乱になるだろうなぁ、と思いつつ以下次回。