「六番目の小夜子」#1”謎の転校生”


 以前ドラマ百選でも紹介した「六番目の小夜子」が再放送です。以前の再放送で全話鑑賞済み、大体の状況がわかってる状態で改めて見るとまた違う意味で面白いんですが、未見の方には少年向けドラマというだけでなく、サスペンスとしても楽しめるかと。


潮田玲(鈴木杏)。中学2年生。彼女の通う学校には「サヨコ」という名の伝説がある。3年毎に現れる「サヨコ」の代理として、「サヨコ」をただしく演じれば、大いなる扉が開かれるという、不思議な伝説。

その「6番目のサヨコ」の年、サヨコに選ばれた幼馴染の関根秋(山田孝之)から、その資格をブン取った玲が、いざサヨコの演目のひとつ”赤い花を校舎に飾る”を実行しようとした矢先、転校生の津村沙世子(栗山千明)が赤い花を生けてしまった。何故転校してきたばかりの少女がこの学校の人間しか知らないサヨコ伝説を実行しているのか? 不気味に微笑む彼女の正体は?


 のちに明かされる部分を知っていると、「サヨコ」に反応する登場人物それぞれのリアクションが演出上かなり練られていて面白いわけですが、今は秘密。初回でも触れられたサヨコの演目の2番目”文化祭での演劇”が描かれる第8、9話がある意味このサヨコ伝説という現象の真骨頂なので、オンエア以降語りたいと思います。



撮影当時12歳(!)の鈴木杏&16歳の山田孝之
どっちも甲乙つけがたい可愛らしさであります。


主人公にしてヒロインのはずの部屋が微塵も女の子っぽくない。

 
あまりの怖さにチビッコは泣き喚くこと請け合いの栗山千明嬢。