『鋼の錬金術師』#51 Aパート
色々クソ長くなること請け合いなので、とりあえずCM前までのAパートとBパートで感想分けました。キャプ順と実際の順番は感想上前後しております。とりあえず、最終回全体にかかってくるダンテの台詞を。
「これが現実よ。或いは代価が足りなかったのかしら? いつだって代価は少し足りないもの」(ダンテ)
エドワードの死を認めないアルフォンスは、周囲の制止を振り切って、その両手を打ち鳴らします。何より彼により兄を取り戻す為に。
「兄さんが死ぬはずないんだ。ほら、こんなに暖かい」
鎧の手に体温が感知できるはずなんてないわけで……もしやアルの正気メーターとっくに振り切れてますか? いや元から結構振り切れてるとは思ってましたが(笑)
アニメでは最初で最期?のアルフォンスの両手打ち鳴らし練成。
「キング・ブラッドレイ。貴方は何度殺せば……死ぬのかな?」
マスタングのこの台詞ってガンガン最新号でラストに向けて放った台詞じゃなかったですか?
ブラットレイこと、ホムンクルス・プライドの背景は殆ど明らかにならなかったわけですが、彼は人間のように年を取り、人間のように家族を持ち、よき父親であり……しかし内心は結局人間を見下していたようで、その”傲慢”が元で墓穴を掘ってマスタングに倒されたのは興味深かったです。それにしても、ブラットレイの養子だったセリム君は、マスタングがその後抱えて出たし、助かったのかなぁ、と思いきや、録画を見返してみたらば、バキャッと思いっきり首の骨折られてました……合掌。
「大佐! 大佐! ロイ・マスタング!!」
リザちゃんのこの反応の仕方も原作に近い感じで。
エンヴィー最終形態(違)。
これリアルタイムで見た時は何事かと思ったんですが、どうやらこのけったいな竜みたいなのはリヴァイアサン、嫉妬の悪魔なんだとか。
ともあれエンヴィーが、エドの姿になり、本当の姿に変化しながら「行くんだ……あいつの所へ!父さんの所へ!!」と叫びながら消えていくのにはちょっと泣きました。
アルフォンスの魂+賢者の石でエドは生身の姿に!
しかし弟がそうだったように兄もまた弟のいない世界は耐えられないわけで……。
ここで興味深いのは、最初の人体練成でエドがアルの魂を呼び戻した時、咄嗟に描いた文様に加えて、今回はイシュヴァールの練成陣が追加されてます。ここでこれまでの兄弟の苦難の旅の成果が見て取れるわけで、「もしかしたら…」と一瞬期待した視聴者をBパートでドン底に突き落とす結果が!!
ところであの練成陣はどうやって描いたのでしょう?
あとエドが全身に施した文様は、ちょっとチャクラを思い起こすような感じですが、この辺の事が劇場版の舞台のヒントなんでしょうか?
「あなたにはもう、立派な脚があるんだから」
ロゼに言われて笑顔を向けるエド。ああああ、これがロゼが見たエドの最期の顔になったらイヤだー!!
以下Bパートに続きます。