ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」の栞子さんはなにゆえショートヘアなのか?

ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」が始まりました。ドラマの内容はさておき、大体の人は主演の剛力彩芽さんのビジュアルに注目していた事と思います。ゴーリキさんが可愛いかどうか、は問題として大きくありません。注目すべき問題は、ゴーリキさんが似ているのかいないのか、という点です。
似てる似てないでこんなに各所でネタになっている人もそうはいないと思うのですがどうでしょう。実写化されたら似ていないにも程があったキャラクターなんて掃いて捨てるほどいたはずです。「NANA」のシンちゃんとか…


→アニメ「NANA」のシンちゃん。

→映画「NANA」のシンちゃん。松山ケンイチは若者からボケジジイまで演じ分けられるだけでなく、マンガの実写再現度が異常に高い俳優としても知られていますが、少なくともコレは違いすぎてのたうち廻れるレベル。

→映画「NANA2」のシンちゃん。何故か本郷奏多に変更。

で、「ビブリア古書堂の事件手帖」はどうかというと、まずは原作のビジュアルをご覧ください。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)
→この表紙の女性が主人公の栞子さんです。すべて目を閉じているのが特徴。 僕が指摘するまでもなくこの構図は意図的なのでしょう。読者の想像をかきたてるとかそういう感じの。
ビブリア古書堂の事件手帖 (2) (カドカワコミックス・エース)
→コミカライズ版の表紙。こっちの栞子さんは目を開いている! でもまあ横顔だし、何を考えているのかわからなさそうな構図はやはり意図的なものだと思われます。

で、ドラマ。

何かがすごく違う。目を開けているからか? あれっ!? よく見たら栞子さんの髪の毛が短い!?

そう、現在発表されている原作、および漫画版の表紙はすべてロングヘアの栞子さんが、何故かドラマではショートヘアなのです!(どーん

なにゆえドラマの栞子さんはショートヘアなのか?

僕なりにいくつか推論を立ててみました。

推理A:原作の栞子さんもショートヘアになるから

→2013年2月に原作の新刊が刊行されるそうです。もしかしたらその表紙の栞子さんはショートヘアかもしれません。ここまでの栞子さんがロングヘアなので髪を切るキッカケの古書とかが出てきたりするんですねワーオ!(棒読み)

推理B:ゴーリキさんにヅラをかぶせてみたが似合わなかった

→精巧なヅラがあふれる現代社会ですが、地毛との違和感はどうしても拭えないし、ゴーリキさんの髪が伸びるのを待っていたら、作品としての旬が過ぎてしまうと判断されたのかもしれません。

推理C:オヅラさんにヅラネタを振れないから

→仮にゴーリキさんにヅラがジャストフィットしたとして、そのネタをオヅラさんには振ることがフジテレビ的には絶対にできない為、ショートヘアにせざるを得なかったのではないでしょうか?

フザケた推理かとお思いでしょうか? ええフザケてます。
だってさ、ヅラひとつかぶれば少なくともひとつは確実に潰せる「違和感」をドラマが完全放棄してるんだぜ?
大道具とか小道具とか頑張ってる感じがすごくしたのに、一番目立つところが素の素材まんまなんだぜ? おかしいよ!? これが凡百には窺い知れない芸能界の大人の事情って奴なのかいベイビー?


そんな事を思いながら「ビブリア古書堂の事件手帖」第一話を見ていました。
物語的には色々あって求職中のAKIRAが知り合ったご縁で古本屋さんに就職、という幻想的な展開にテレビの前で僕は血の涙を流しました。うらやましいぜこんちくしょう。
ゴーリキさんとは関係ない部分で、ドラマのエンディングテーマに個人的に怒り狂ってる話は以前に書いたので、そちらをご覧ください。

ビブリア古書堂の事件手帖」の主題歌が「ネバーエンディング・ストーリーのテーマ」のカバー曲な件/http://d.hatena.ne.jp/einfall/20121211/1355212207