「仮面ライダーオーズ」最終回

【俺は生きた、そして死ぬ】

「お前たちといる間に、ただのメダルの塊が死ぬところまで来た。こんなに面白い、満足できることがあるか」

「俺が欲しかったのはどこまでも続く俺の腕……それって」
(後藤バースの腕を掴む映司)
「こうすれば、手に入ったんだ」
「でも、お前の手を掴んだのも、絶対間違いじゃなかった…絶対。……アンク……」

ラスボスCGがなんともショボい造形だったのはウヴァさんベースだからに一票。
そんなラスボスを倒してからの映司とアンクの会話は映像も含めて号泣。他のコアメダルと違って割れただけなので、冬の映画でボンドでくっつけて何事もなく復活するに決まってる。ああ決まってるさ! まあそんな簡単に復活しちゃ、折角手に入れた命の意味がないとも思うので、幽霊のまんまでいてほしいとも思うのですが。

【生きるから死が、死ぬから生がある】

準備期間を考えたら「シンケンジャー」から連投同然で「オーズ」を執筆してきた小林靖子。ノってる時の鬱展開は井上御大とは別ベクトルで僕らを死亡に追いこめる筆力(例:志葉家18代目当主トカな!)を持っているだけに、本作でどれだけの地獄を見せてくれるのか、と期待していたのですが、実力は見せながらも小品に終わった印象がどうしても否めない。連投の影響もあるだろうし、仮面ライダーという商品としての縛りが作品の拡がりをモロに阻害してるんじゃないかとも思うのだけど、何はともあれとりあえずお疲れ様でした。

【そして生きているから、世界は色鮮やかに】

【キヨちゃん最終形態】

水落ちどころかおでん落ち洗礼までを食らった身体を張ったその人形演技に日本が泣いた(ウソ)。

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TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) 2011-09-21

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