「森崎書店の日々」★★



 
大変遺憾なことですが、僕はこの映画の途中で白目を剥く、要するに寝てしまうという、滅多にやらない不覚を取りました。クソつまんなくとも寝るとか滅多にないのに! 
かように寝やがった身で何を述べるかといった所ですが、古書と神保町とヒロインの再生はあんまり上手くリンクしてなかったというか、だからといって本を読んだらよいことが書いてあって勇気付けられたヒロインが立ち直ってきました! でも困るけど。
松尾敏伸(ヒドい彼氏の役でした…)を勢い余って古書の角で殴るぐらいのビックリがあってもよかったんじゃないですかね。誰かが触れた「あしあと」が残る古書にヒロインがふっと悲しみを忘れることができたように、松尾を殴って凹んだ角の古書を買った奴がビビるとかさ! そのぐらいのちょっとした刺激すらないまったり感。吉沢悠あれだけかよ!