「第9地区」★★★★


登場する人間は大概クズだらけだけど、宇宙人も(色々な意味で)クズだらけという画期的キャラ配置がすばらしい。そんな絶望的な状況を打開するために主人公はヒーローとして覚醒するのだが、そのヒーロー性はもう本当に追い詰められて追い詰められた、最後の最後に漸く発露。
そう、僕らはまごうことなくクズな生き物だ。そのクズたちがヒーローたりえる可能性、あり続ける可能性についての映画である。エビのはじけっぷりがプリプリな映画ともいえます。