「インディゴの夜」最終回第8週第5話


どう見ても最終回のクオリティ。冷静に考えなくとも事件も構成も穴だらけなんだけど、勿論それもツッコみつつお送りする最終回感想です!(あれ?)


【ありがち、とはいえ、】

「ひとごろしのモモコちゃーん」に始まるテツへのクソアマ女編集者の言葉責めが先週の予告以上のだったのでガタガタしました。ああテツ…テツが何したぁー!!!!(殺人を犯しました)

しかし何故このクソアマ女編集者、インディゴにのこのこやってきたのかと思ったのですが、こいつホスト面子全員の前でテツの罪をあばいて哄笑し、ゆする気だったんだと視聴3回目ぐらいに気がついて、「死んでよし!」と思いました。2時間ドラマにありがちな被害者のパターンです。こういう奴が何故真相にたどりついてしまうのか全くわからないわけですが、このドラマでも当然そのあたりの細かいギミックは適当。別に期待してないけどッ……

ときに「モモコちゃーん」と呼ばれたテツが「黙れ黙れ黙れ黙れェ!」と絶叫してるころ、ホスト面子たちは!


→全力疾走。

あっ、間違えた! これは今週の「TAXMEN」のキャプっす! しかしまあ士君やニコ級の嗅覚を持たないホスト面子はただウロウロするばかりなので、本当にイライラしてしまいました。

【テツと店長】

ナイフを意に介さずテツを抱きしめる店長。先週から気になってしょうがないテツノーブラ疑惑でしたが、この時ばかりはそれどころじゃなく、「泣いていい! 泣いていいよテツ…!」という気になった。

【ビンタ入りました!】

→自殺しようとするテツをビンタ一喝、再び抱きしめる店長。オトコマエすぎる! 


→それに比べると人数多すぎるため、修羅場時には逆にやることなくてとりあえず叫ぶしかないホスト面子は不遇である。あとこのシーン、完全に忘れ去られてるクソアマ女編集者が後ろに映ってて笑った。

【スケジュールかみ合わなかったのだろうか】

→特に重要そうでもないロケ地で一人泣くカトベ様。


【ひとをひとり殺したカブトムシ】

→思えばゴーオンレッドは最低の屑野郎(ゴーオンレッド「が」じゃないよ!)だったけれど、アホだったので、脅すだの何だのいう行為には出なかっただけマシだったんだろうか。もしくはテツ本人を脅すならこんなことまでには至らなかった。キィワードは「店長」だったのだ。
テツにとってなによりも犯されざれがたし行為は、地獄のような世界で見つけた楽園と、「そのままでいいよ」といってくれた人を傷つけようとする行為だったのだ。
息をひそめて、自分はおかしいと言い聞かせて、両性具有のカブトムシにあこがれて、下を向いて生きていればよかったのか? 楽園から転げ落ちた者は地獄の底を彷徨うしかないのか? 
何かどいつもこいつも「かえってこい!待ってるから!」ってあまりに軽く連呼するのでついネガティブ思考が働いてしまいました。テツ自身は積極的に戻ってくる気はないのはリアルだけど。彼はわかっている。汚した手の代償を。

【既視感】

→遂に手錠をかけられてしまうテツ。あれ森カンナの手錠姿はどっかで…み…た…

→「DCD」でした。

【ジョン太の行動は予測不能すぎる】

→「待ってるから!」って何故踊る。何故みんなおどるんですか!? ワケわかりません。ダンス力の差がモロに出ちゃってるし。踊ってないが店長がやっぱり一番オトコマエ。


→もう、言葉にならない。テツゥウウウウウウ!!!


【既視感その2】

拘置所のテツ。あれなんかこの光景もどっかで…み…た…

→「DCD」でした。夏みかんも殺人犯にされたり、殺されたり殺したりと思い返せば結構殺伐とした人生送ってるなぁ。

【さよなら、テツ】

→犬マンこと天野浩成がどう見てもマジ泣きしてるんですが…

テツからの手紙に号泣の一同。あーうん最後の方の展開が見えてきました。インディゴ閉店騒動だな。で、「テツが戻ってくるまでは!」で乗り切るんだな、大体わかった。

しかし明確な殺意があったわけじゃないし、情状酌量を考えたら、最終週前後でイッキに数年経って、テツ復帰か!? という僕の妄想願いを打ち砕く、森カンナさんはこの週がオールアップっぽい件。
おおなんてこったベイビー。そりゃこの2週の濃度の凄まじさはありがとうございました、と土下座して感謝の勢いだし、役柄はヒドい目にあったが、役者としての評価は視聴者的にも制作的にもダダあがりなので、次回作が楽しみなわけだけどさ! 
あと5週も残ってる「インディゴの夜」をこのあと素直に楽しめる気が全くしません。構成に物申したい気分だぜ!