父ひろしをリアルに演じられるのはユースケ・サンタマリアしかいないと思う


http://www.ballad-movie.jp/


「BALLAD」の公式サイトがね。僕の激怒メーターをシゲキしたんですよ。

ズルいんすよ。TOPページに野原しんのすけの貌を出しているんですよ。それなのに野原しんのすけというキャラはいない、このズルさ。死んでしまえ(サイト作った奴)。


で、キャストの役回りを見て、激怒メーター更にダダあがり。

川上真一:現代から戦国時代にやってきた少年。
川上暁:真一の父親。カメラマン。
川上美佐子:真一の母親。キャリアウーマン。

川上一家って誰。これはどうやら野原一家のことらしい。当初から野原一家としては登場させないと表明はしていたので、しんのすけが真一、みさえが美佐子なのは名残をわずかに感じさせるのでまあいいが、ひろしは暁。多分「さとし」。「し」しか一致してねぇ。しかもカメラマンて。父ひろしというキャラクターは、企業戦士という名のサラリーマンであることにもの凄い意味があるというのにカメラマンて。山崎貴は父ひろしを何もわかってないとこの時点で断言するよ。
この映画の主役は又兵衛のおっさんだから百歩譲ってそこは我慢したとしても、又兵衛のおっさんが草ナギ君というキャストが公開されたあの日、僕は1度憤死したので、もうどうしようもない。又兵衛はおっさんであることに重要な意味が以下略。
みさえがキャリアウーマンてのもなぁ。みさえはごろごろ昼寝して、ボリボリ腹を掻いていることにものすごい意味はないかもしれないが、夏川結衣さんならできる! と思ってたのに、キャリアウーマンて。
あともの凄く小さい文字で「ひまわりとシロは登場しません」という注意書きにも怒った。怒ってばっかりだ。大沢たかおがやられ役なのだけが救い。

父ひろしを今日本で演じられる役者を一人挙げろといわれたら、それはユースケ・サンタマリアしかいないと思います。あのいい加減(そう)なビジュアルといい加減(そう)な内面と、だけど家族の為に合戦場にマイカーで突っ込めるサラリーマン、男の中の男・野原ひろしが再現できるのはユースケだけだったかもしれない。筒井道隆は好きだ。だから残念でならないのだ。