「ケータイ捜査官7」#42 目覚める遺伝子


【バディシステム】

量産型フォンブレイバー・ジーンが売り出され、世間も、ケイタの廻りの人間もすっかりその気の利く携帯電話に夢中になっていく。彼らがあだ名をつけたり「バディ」を名乗らせたりする姿、ジーンに夢中になる、一見その関係は僕らがこれまで見てきたケイタとアンダーアンカーのエージェントたちとブレイバーたちの築いた関係性に似ていなくもない。
だけどそれは似て全く異なるものである。彼らがジーンに向ける感情は完全に一方通行でしかなく、後述するがジーンもその目的において作られていないのだから、そこにケイタとブレイバーのような関係性は決して生まれ得ない。最初から作らせる気もない、その部分に「真の敵」の意図する目的、悪意が見えてくる。


仮面ライダーだらけ】

→平成一号と二号。

→ライアとナイト。

正義を掲げるライダーたちが悪役系、というのはワザとなのかなぁ。


【網島ケイタ君が死にます】

「敵」の目的は無法地帯なネット社会に完全管理体制を敷くことだった。そのためのツールとして作られたジーンであり、そのための人柱として、網島ケイタはころされる。
敵の面子の中に政治家秘書(平成ライダー一号)がいるということは、つまり彼を殺す事は、雲の上の方で必然として認知されてるわけ? おっそろしいなぁ……

しかし網島ケイタがころされる、ころそうとされる理由はそれだけだろうか。国家組織でもない(国家援助は受けてるけど)アンダーアンカーを解体させる為に、ころす。そこまでするか?
或いは「世界よりセブンを、」ブレイバーを選んだ少年に対する、世界の報復措置なのか。
何の技術も能力も才能も持たない、ただ「優しい」だけ、世界の中でちっぽけな少年だった彼が、今、まさに進化している存在に選ばれた、愛された、そのことに「選ばれなかった」大人と世界は嫉妬しているだけなんじゃないか。嫉妬している事を認めたくないから、だからころしてしまうのではないか? 少なくとも間明にはそういう部分を強く感じるんだけど……。 
網島ケイタ、貞操の危機どころか人生の危機。


【おまけ】


この手のサービスショットもそろそろ見納めか……