「レッドクリフ part1」★★★
「この先どうなるか?」 映画に取ってそこは最も隠さねばならないキモの部分である。がしかし、この映画の場合、大抵の人はこの先どうなるかを知っている。彼らが命を賭けて護ろうとするもの、或いは彼らが奪おうとするもの、それら全ては何もかも違う世界に取って代わられることを知っている。
だけどわかってる筈なのに双方の頭脳合戦、ド突きあいにはワクワクしっぱなしだし、すっげー初対面なトニー・レオンと金城武がベベベベと琴セッションした途端、いきなり友情成立するのにドキドキする。
全て是、彼らの行く末を知っているからである。知っているからこそ、滅びるからこそ生まれる輝きがこの映画の魅力である。映画の魅力というか、歴史の魅力なんだけど、まあいいや。part2も楽しみです。
でも冒頭の「三国志(演義)を知らない人の為の解説コーナー!」(というタイトルコールはなかったけど)、にはゲンナリした。ああいう親切はクソだと思います。