「ケータイ捜査官7」#28 失恋のカクリツ


【死にたがり】

こんなどうしようもない世界に生きている、どうしようもない自分を嘆いて死のうとする。その癖、自分を救ってくれる天啓を待っている人間に、網島ケイタが叫ぶ。ありきたりの言葉で。ありきたりの台詞で。人が死ぬのは悲しいことだと。誰かが死ぬことで傷つく人を網島ケイタは知っている。その痛みに突き刺されているのは他ならない彼自身だ。

ほっしゃん。がゲスト回で、ケイタと丁々発止のバカ回……と思いきや、滝本の死をココで絡めてきたのでビックリしました。滝本が死んだことに対するケイタのリアクションて、第4話のオアシズ大久保に向かっての「あの人は、もういません」ぐらいで、多分意図的に演出されてこなかったわけですが、今回のように「人が死ぬのは悲しいことなんだ!」と叫ぶケイタに滝本の映像が挿入される演出で、ケイタの裡を見せたのが上手いと思いました。
 セブンとゼロワンの人間に対する是が非かの問答は性善説性悪説まんまで、性悪説が名前とは違って性善説が前提であることを知っていると、ゼロワンの本質は実は……な話でもあり、また「カクリツ」が現実の不条理さには一切叶わない話という皮肉も入って、今週もおなかいっぱい。満足。


【夜の捜査官もびっくりのエロコーナー】

ヘソチラダイブに始まって、半裸生着替え。キャプらなかったけど、部屋着ってのもたまらない。すいませんどうしようもないです。