「風林火山」#47 決戦前夜



→ひとり戦国無双

Gacktさんが己の無知を知って、ひとつ学習し、ひとまわりビックなGacktさんになりました。鎧もそれに呼応するかのようにアップグレード。



 香坂(高坂)弾正と山本勘助・リツが家族に。血のつながりのない人たちの慈しみによって形成される家族、それは普通の家族(本作においては矢崎家)の有り様と同じく、得難く替え難いものではないでしょうか。このドラマが1年かけてやってきたひとつのテーマのクライマックスがいまここに! 
 アバレ弾正さんの信玄の寵童としての史実を割とばっちり描いた点だけでもNHKは神だと思うけど、それ以上に、勘助と由布姫様の「子供」が諏訪四郎勝頼なら、勘助とミツやんの生まれなかった子供に値する存在こそアバレ弾正さんであり、また嫌われる人には殺したいほど嫌われてる勘助を一途に愛している(そういう意味はないけど、そういう意味もある)アバレ弾正さんの思慕・慈愛、そうやって愛される存在でもあった勘助という人間の人生に泣きました。何だこの大河ドラマ。もう二度とこんな面白大河にはめぐり合えない気がする。 
 余談ですが、今週の風林火山紀行は宇佐美定満の縁の地でしたが、この人が知られるキッカケは「信長の野望という嘘のようなマジ話のエピソードは勿論ですがありませんでした。

 しかし残すところラスト3話ですが、次回予告に何か「八つ墓村」の登場人物みたいなババァがでてきたので椅子から転げ落ちた。あれ何!?