「そのときは彼によろしく」★★


 クライマックス前後劇場のあちこちから心優しい女子のすすり泣く声が。亜姫は相変わらず終始死んだ魚の目で鑑賞。わんこの死にさえ、涙腺ぴくりともしませんでした。そんな亜姫は迂闊にも「ぴあ」の出口調査でつかまってしまい、「100点」と心にもない点数をつけてしまった事に遺憾の意を示したいです。でもさ純粋に感動したり泣いてた周りの人の気持ちを考えたらそりゃ100点っていうよ! 言うしかないじゃないかっ!


 ★は二つですが、原作と相対させたら★5つでもいいと思います。そのぐらい原作のブッ飛びぶりが凄い。本窓から投げようと思った(しなかった)。でも原作まんまにやれないのなら映像化する意味何があるの?
 長澤まさみさんの一回聞いたぐらいじゃ到底理解できない謎の病気ぐらいじゃもう驚かないきょうびの邦画趨勢ですが、小日向文世さんのヅラは気になって仕方がありませんでした。ヅラだけどカバー領域が妙に少ないのが何ともいえない。あと遺影の写真のチョイスが最低。あんな遺影あるかっ!