気がついたら春クールも終了ですよ。


 先週から最終回ラッシュに入りました。今クール全話見たのは「ギャルサー」だけ! と思ったら、「ギャルサー」も見逃した回があったんで、ながら見をカウントしなければ全滅のクール。
 ドラマ不況と言われて久しいですが、どんどん内容やネタが薄味で当たり障りなく、想定の範囲をビタ一文越えない作品ばかりになってきてると思います。或いは今は過渡期で、この後ものすっごい面白いドラマがばかすか出切るのかもしれない。そうだったらいいですね。「ドラマ原作大賞」とか企画してるあたり絶望的に近い希望ですが……。

 「ギャルサー」はフジッキーが相手の名前を一向に覚えず、「トモダチ(戸田恵梨香嬢と佐藤隆太が主としてこの呼称)」「おまわり(佐藤)」「メガネ(生瀬勝久)」「めんたま(高田純次)」「おでこ(温水洋一)」「娘たち」と印象でひたすら呼び倒してるのが非常にツボでした。
 フジッキーを先生、ギャルサーの女の子たちは生徒と置き換えてしまえる学園ドラマの変奏なんですが、何がどうしてカウボーイという設定が通ったのか……。何か吹っ切れて演技してたフジッキー以上に古田新太の「ジェローニモ」が支えていたドラマだったと思います。