「轟轟戦隊ボウケンジャー」#10 消えたボウケンレッド


 9話〜11話・3話連続の中編。チーフへの不信感が募り、敵の強襲に敗退してしまうボウケン面子、かつてない頭脳プレイを持ってダイボウケンを撃退、全国一千万(推定)のガシャ様ファン大喜びの展開等、中編とはいえ見所いっぱい。


【孤高の赤】

 人形に隠された秘密を気がつかないフリをして本部の命令に従うチーフ。自分が全ての汚泥を被って、組織から仲間を守ろうとするそのやり方は、二度と仲間を失いたくない、とクドい程繰り返されてきたが所以の願いに基づいての行動なのに、これまで割とチーフの俺様発言には理解と寛容を持ってついてきたさくら姉さんと蒼太の反発を買う展開に。
 逆にこれまで理由があろうがなかろうが逐一反発してきた真墨が、赤の俺様発言に理解を示すという関係の逆転に参りました。真墨さん前回の暗黒面発露は一体なんだったの、というぐらい今回デキのいい子になってるよ!


お炊き上げ焼却。割と恐怖演出じゃないですかコレ。




【不協和音】

 チーフの真意が汲み取れずイライラするさくら姉さんを慰める真墨。真墨に慰められて更に逆ギレする姉さんの気持ちはよくわかります。

「命令に従うのはチーフだけで充分だ」と、チーフへの不信感が隠せない青。最後の方で遂にブチキレて掴みかかった挙句チーフに殴られるとは、こういうのはこれまで黒の担当だったのに……。

 さくらも蒼太も以前の彼らならチーフの俺様ぶりにも戸惑いこそすれプロとして反発までしなかったろうに、今回ここまで反発したのは「菜月が悲しむ」という一点に端を発してるというのは、何となく彼女の記憶がらみの伏線のような気がしました。根拠はありませんが、強いていうなら會川(脚本家)ならやる! 以上!


アクセルラーがちょう恰好いい件】

 敵に囲まれて密集状態でキメポーズして変身は大変だからって、敵の体にアクセルラーを走らせて変身って、シビれるから!


【今週のガジャさん】

 全国のガジャさんファン狂喜乱舞必至の第10話。不協和音から連携がとれず本来の力を出せないボウケン面子だったとはいえ、ガジャさん自身、トカゲの人に負けず攻撃力がかなり高いというのも判明。


→嬉しさのあまり手も伸びちゃいました(違います)。


→演じてる人も素で嬉しかったらしいですよ……>祝・初勝利。


【今週のミニコント】

 科学戦隊ダイナマン、という事で大爆発オチ。


【次回予告】

 ガシャさんたちに初勝利の戦利品としてお持ち帰りされたダイボウケン奪還大作戦。普通なら邪魔なロボは破壊! とくる所、お持ち帰りしてしまう発想が憎めなくてステキ。