「ハルとナツ 届かなかった手紙」全5回


 一言でいうと日本とブラジルを股にかけた「渡る世間は鬼ばかり」でした。姉も妹もその気になってお互いの消息を知ろうとすればできたであろうに、それがなんだかんだと70年も音信不通になってた理由や状況はまさに「渡鬼」。

 家族に捨てられたと勘違いしたまま、人間不信、事業を起こしてバリバリ成り上がっていくナツ(仲間由紀恵)さんが、その過程の最初で裏切って袂を分かった幼馴染(小橋賢児さんとか)たちが、それでもナツを本当に心配し、その後の彼女の人生に意外な形で関わり続けていく流れトカ、幼いナツを育ててくれた牛飼いの徳爺(井川比佐志)が残した遺言が、70年後にちゃんと果たされる辺りトカの伏線が明らかになった時はもうかなりグッときましたよ。徳爺ィー!!!!!(号泣