戸川書店さん。


 戸川書店とゆう、本屋の店主が垂れ幕に書いて発信するメッセージが大変イっちゃってて(誉めてます)有名な古書店が都内にあるんですが、半世紀(!)続いたその書店が3月末日で閉店との事で衝撃を受けております。(ネット販売メインに活動の場を移すらしい)。



「ありがとうございました この場所から移ります 古本屋はずっと続けます」


 この3行垂れ幕に店主の親父が色々メッセージを載せていて、時に親父の主張が3行に納まりきらず最後の行がもの凄い小さい字で詰め込まれてたり、時事ネタに鋭く(?)切り込む主張がウリなのに、去年の年末はたった一行「年賀はがき始めました」だったのを見て、路上で昏倒の勢いで笑い転げたりした戸川書店。

 時事ネタメッセージはあまり好きじゃなかったけれど、「本を目で齧り 本を頭で咀嚼し こころの糧と為す」とか、本に関するメッセージには真面目に心を打たれた戸川書店。垂れ幕見てるだけで満足しちゃって遂に1度も入らないままに閉店してしまった戸川書店。

 戸川書店自体がなくなったわけじゃないけれど、あの垂れ幕がもう見られないとなると悲しい限り。