「白夜行」#6


 アバレキラー(田中幸太朗)が退場して、ハリケンレッド(塩谷瞬)がメインに絡んできました。と書くと、ワケがわかりません。

 しかし今回やたら産んだの産まないのってタイムリー(笑)なネタ満載。偶然か本当に? とうっかり穿ってしまいそうになりました。トドメは次回予告での「妊娠させた」だし。事実は小説(この場合ドラマ)より奇なりを地でいく展開に、シリアスなのに爆笑してしまいました。

 山田に渡部篤郎が刺殺される流れは誤解が誤解を呼んだ結果として面白かったし、その篤郎がアバレ(田中幸太朗)を刺してしまうのが、彼のトラウマスイッチ入ったから、というのもキッカケとしては悪くないんだけど、補ってあまりあるアバレの迂闊具合が納得いきません。とても刑事とは思えない単独プレイ。スタンドプレーしても死なないのは公安9課ぐらいだよ(番組違)。
 あまりの迂闊な行動の数々に死んでも文句は言えまい、と思ってしまいました。


 あとあんまり物語的には重要じゃない描写っぽかったけど、今回唯一ゾッとしたのは、前回(雪穂が計画して)襲われた大塚ちひろ嬢と、表面上は友達を続けている時の雪穂が、ちひろ嬢がどこかへ寄り道する事もできなくなり、大学の入口まで家族に車で迎えに来てもらって帰宅するのを見届けつつ、別の友人と遊びに行こうとしてた瞬間。ヒドッ。

 こんな酷い事しつつも、あくまで実行犯ではなく、尚且つ精神的には私も同罪よ★な最強殺し文句「やったのは、私」を涙を零しながら吐けるこのアマ(失礼)の次なる獲物に指定されたハリケンレッドの運命や如何に!!?