「仮面ライダー響鬼」#37 甦る雷②


 師匠と弟子、という関係性から見ると非常に興味深かった37話。勿論萌えもツッコみ所も満載!


→今週もあきら満載。ご馳走様です! でも早くイブキさんと復縁してほしい。


【憎しみを忘れるな、と言ってほしかったとも思えないけど】

 川に転落したあきらを救出したシュキお姉様。ザンキさんの弟子だと勘違いしたから助けたような感じだったのが切ない(イブキ=宗家の関係者だって知ってたら多分助けなかったと思う)。何故鬼になるのかという理由を話してみろ、って尋ねるお姉様がエロいんですけど。ターゲットロックオンだよ! 

 しかし川辺で濡れた体を焚き火で乾かすってお約束の素敵シチュなのに、何故あきらたんは衣服を脱がないんですか!?(絶叫) せめて上着のひとつやふたつ!!

 あきら同様シュキもまた家族を殺された恨みつらみから鬼になったとの事で、「憎しみを忘れるな」と諭されたあきらは胸キュン(違う)。

 ただでさえイブキさんから納得の行く言葉をかけてもらえなかったばかりかザンキ預かりになり(多分これあきらにとっちゃ大ダメージだったと思う)、ヒビキさんからは禅問答でぐらついていた少女の心にそりゃエロいお姉様の優しい言葉はたまりませんよ。胸キュンですよ。


【師匠に殺されかけた弟子】

 裁鬼さんしばき倒し及びトドロキの音錠奪取により、シュキさんの制裁(鬼祓い)が確定。10年前にザンキさん殺そうとした(「運良く」助かったけど)罪に比べたら軽いような気がするんですが、その時追放処分で済ませてやったのに、な意図も込みかな、と思いました。

 しかしいくら宗家衆が鬼祓い担当とはいえ、鬼祓いが始めてのイブキさんにその任が下るってのも……シュキが古い時代の鬼の能力を有した兵だという事考えると、ちょっと力不足だと思うんですが。

 何となくこの辺は吉野の意図が見えるというか、経験の少ないイブキさんに鬼祓いをやらせとくか、みたいなノリが窺がえなくもないです。


【あきらは強い子】

 後の台詞から察するに、あきらに汚い世界は見せたくなかったっぽいイブキさん。しかしその好意が逆にあきらをめたくそ追い詰めてる事に全然気がついてませんよ! ああイブキさんの能天気な性格がこんな所でアダになるなんて! 

 あきらがシュキに言われた事をヒビキさんに相談するシーン、前回の時点では桐矢少年に言われた事を真っ先にイブキさんに相談してたのに……と悲しくなりました。師匠しゃんとして!

 しかし鬼祓い(「ヤッチマイナー」って事なんだろうけど)にかなり余裕のなくなってたイブキですが、鬼としてはトドロキよりはるかにデキる彼の弱味は人間として若すぎる点にあったのが今後の課題なのでしょうか。挫折も苦労も知らなさそう。バイク3台所持だし(関係ない)。

 ヒビキさんにもそのあたりのヤワさをツッコまれてましたが、鬼祓いに露骨に表情顰めるヒビキさん、この人間違いなくヤった事あるなと思いました。いやひとごろしを。




【言ってる事はやっぱり間違っちゃいないのに】

 ヒビキさんに言われた禅問答「鬼になることは鬼でなくなること」を、「煙に巻いたんだよ」とバッサリな桐矢少年。確かに間違っちゃいないけどお前が言うとムカつくんだよ! と暴れる人が続出だ!(爆笑) 

 勢いついでに明日夢に「僕はヒビキさんの弟子になる」って宣言する桐矢少年。このポジティブ思考がどこから出てくるのか全くわからない。寧ろ凄い。しかし明日夢を本当につまらない少年と思ってるのならわざわざ宣言して勝ち誇る事なんてないわけで……


【私ほど鬼らしい鬼はいない】

 ノツゴを捜索するシュキさんが野山を探索中(散歩中にしか見えない)に出現した童子と姫と洋館の男女。「随分前にお会いしましたねぇ」「どちらかといえばこちら側の人間」
とシュキを勧誘するも、意外やその誘いを断るシュキ。

 この人は手段を選ばなくても弟子を見殺しにしても人間である事はやめてなかったようです。

 そして遂に童子成長。大人になった童子はちょう恰好いいんですが。姫もドキドキだ!(違う)


【衝撃!シュキお姉様の実年齢】

 ザンキさんと男女の関係があったんじゃないかトカそういう妄想を一瞬で打ち砕いたシュキさんの実年齢。90歳前後かと思われますが……そしてそれだけ長い間恨みつらみを忘れなかった情念にも驚愕。


【シュキはあきらをどうしたかったのか】

 同じ女だったからなのか、同じようなトラウマを抱えていたからなのか、ノツゴのエサにする気だったのか、或いは宗家衆へのあてつけとも取れるシュキのあきら帯同。あきらはあきらでザンキさんやヒビキさんの言葉には揺らいでも、イブキに関しては完全に意固地になっちゃってるというか、愛情深い分コジれたらヤバそうという予感的中!



「こっちへ来い、あきら。……君には鬼の陰の領域に踏み込んで欲しくないんだ……あきら、来るんだ!!(←「邪魔だ、消えろ」並のドス声で)」


「イヤです!(即答)」

 このままシュキそっちのけで痴話ゲンカに突入して欲しかったのに、ちょうタイミングよく魔化魍が登場して会話終了。ちっ。


【音撃斬・雷電斬新】

 公式設定によるとザンキさんの「烈斬」は猛士テクノロジーの最先端ギターという事で、ボロボロのザンキさんにも扱えるようなチューニングなんだと思いました(脳内補完です)。

 ノツゴに囚われた(ある種の触手プレイ)あきらを救出するも、今度はシュキさんがノツゴに囚われ。ノツゴの弱点が何か捕食時に開ける口だというので、自分ごとノツゴを貫け、と叫ぶシュキさん。
 シュキさんは親の仇を取る為に自分の命さえ捨てる人でした。勿論そんな事できないザンキさんの目の前で、「バカめ」とシュキさん自爆。


【弟子として、師匠として】


ザンキさんと花。こんなに花と似合う男って松田賢二京本政樹ぐらいだと思う(爆笑)。


 ノツゴを倒した事で、かつてザンキさんを師事したであろう、或いはあきらに優しかった人に戻ったシュキさん。ザンキさんは自分はあの時「運良く」死ななかったのではなく、わずかに致命傷を外れたから助かったのは……と、師匠の本心を問うもシュキさんは「そんな筈はない……手元が狂っただけだ」と微笑うのみで、あーこの人なりのケジメなんだなぁと。

 師匠としての最後の頼みは「死に顔を誰にも見られたくない」って、どうすんの? と思ってたら何とザンキさん花畑の花を摘んでシュキさんに被せはじめました。野に咲く花々の適当な植え具合と季節感丸無視っぷりに爆笑してはいけません。

 で、花で覆われていくシュキの肉体。それだけ花むしるの大変だったろうに……ザンキさんお疲れ様です!!


→本懐遂げたらハナから死ぬ気だったのかなぁとも思った。

 死んだ途端、本来の姿に戻るシュキ。って事は変身も解けた? まさか全裸体? そりゃ花で覆わないと非常事態発生です。鬼が死ぬ時はアフターケアが大変だ!


【あきらたんがあああああ(次回へ続く)】

 イブキを拒絶し、ザンキさんやヒビキさんの忠告も聞かずにシュキに弟子入り、そのシュキには殺されそうになった挙句に死んでしまったとくれば、打ちのめされて当然のあきら。雨に打たれて泣いてる場面でヒキなんてまた不吉な……。一週間どう待てと!?