「義経」#21


 前枠の「新選組!」の頃から言われてきた合戦シーンがショボい件についてですが、今回遂に合戦シーンを屏風絵で誤魔化すというミラクル技が使用されて大爆笑してしまいました。こんな省略ワザであっという間に落ちぶれてく賀集利樹がいと哀れ。そして今回台詞ナシのヒビキさん(細川茂樹)もいと哀れ。


 木曽義仲の息子の処遇に異を唱えた御家人を、「家来の分際で出すぎた真似をするな」と斬首した頼朝様、その厳しい態度はその厳しい処遇に戸惑い異を唱えたタッキーにも変わらず、と思いきや、酒席まで設けて懇々とその行為の説明をするあたり、頼朝&政子様もまだまだタッキーに甘いっつうか、タッキーの(何も事態を把握してない)視点に代表される視聴者への説明なんでしょうが……。


 で漸く出陣する事になったタッキー。実際はあわよくば死んでくれ、という意を含んでの出征なのに、ミジンコも気がついてないタッキーと愉快な仲間達の喜びようが何か哀れでした。小栗旬も一行に同行する事になってましたが、見張り役のつもりがタッキーの愉快な仲間達入りするのは時間の問題でしょうね。どうでもいいですが、小栗君のグリーンを基調にした衣装が素敵でした。以上。