「あいくるしい」#3


「矢口総合病院の矢口です」(by小栗旬)


 上記の台詞が全く洒落にならない今日この頃な「あいくるしい」第3話。あれだけツンケンしていた本郷奏多君があっさり改心した挙句、神木君の頬にそっと触れるという行為に呆気にとられて、他の展開はほぼどうでもよくなりました。本郷君はツンケンしてた方がキャラ的にイカしてる(死語)と思います。


 物語的にはどこか方向性が定まらないというか、受験受かったのに落ちたと嘘をついたみちる(綾瀬はるか)の話とか、豪(市原隼人)が東京の病院を渡り歩くエピソードとか、幌の友人たちが抱える事情の比重が全体にわたっていて、肝心の「ママが不治の病」の話が単なるエピソードのひとつになっちゃってるような気がします。死ぬとかそういう事もただのひとつの話、でしかないという演出の意図なのでしょうか。うーんうーん。


 あとみちるが幌たちに持たせたお弁当にあしらったオオムラサキ弁当はちょっと食べたくないと思いました。可愛くない……。