「舞-HiME」#22


 今クールのアニメでは「巌窟王」と並んでブッちぎった内容が話題の「舞-HiME」を毎週リアルタイムで観てます。眠い。


 物語をざっくり説明すると、けったいなナマモノを召還できる女の子12人がお互いのナマモノを殺し合い、自分が使役するナマモノが倒されると、自分がこの世で一番大切に思う存在が消失(このあたりの因果関係は謎)、女の子はショックで廃人に、というイタい話です。
 一応最後に勝ち残った女の子は凄い力を得られるという事ですが、実はこの戦いには裏で事態を操る人間がいて、女の子たちはそいつのいいように利用されていた、という更に救いようのない話だったりもします。
 ああ未だ真実を知らない主人公の舞衣は、残り4話でちゃんと話にオチをつけられるんでしょうか。今のままじゃ激しく無理な予感が致します。


 しかし某ピカチュウ事件以降、アニメの表現規制にやたら厳しいテレ東アニメ枠の限界に挑んでいる「舞-HiME」ですが、今夜のブッ飛ばしぶりは凄まじすぎて、椅子から転がり落ちました。眠っているなつきに静留さんったらまさかそんなプレイを仕掛けるとは!ヒィー!!(撃沈)


 やましい意味ではなく生々しい愛憎劇とか登場人物とか背後設定とか、既存の神話や伝承をかなり参考にしているみたいなので、そういう薀蓄が好きな自分としてはとても興味深いアニメです。いやもう今日の回観ていてアニメって凄いね! という気分になりましたよ。ちなみに次回は更にトンデもな事態になりそうで、今から楽しみというか、鬱とかいうか……。


舞-HiME 風華学園アイドルブック
スタジオディーエヌエー 2005-03-16

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