「H2」#7


 そこだけ見れば山田の十八番本領発揮、比呂が身長も思春期も英雄(田中幸太朗)やひかり(市川由衣)に大きく遅れてしまって、今更後悔してみても取り戻せない過去、取り返してはいけないけれど、どこかで取り戻したい自分がいるジレンマを、絶対に言ってはいけなかった相手(=ひかり)に激白してしまうシーンも、比呂を信じきっている英雄や、既に付き合ってるも同然の春華がいる状態でひかりに告白したのは、彼のすごい手前勝手な酷い言葉だと思いました。「いちご100%」の真中君ぐらいに酷いですよ。

 ひかりのためにウイニングボールを、というのも、やっぱりそれだけ見たら、幼馴染の約束という特殊な絆の証なんでしょうが、貴方という人間が1人でやってるゲームじゃないのに、その約束の為に、結果的に試合に敗けたわけで、それはチームプレイを忘れて私情に走ってムチャした比呂の傲慢ゆえの敗北だったんじゃないかと思います。


 以下小ツッコみ。

  • 春華(石原さとみ)の階段ずっこけとシャツに洗濯バサミが超可愛かった。
  • 比呂と英雄の名前の由来の由来が、ものすごいこじつけすぎてまだよくわからない。
  • レンゲル佐川は弓削君のおかずを掠め取ろうとしてました。
  • 茶髪にロンゲとありえない高校球児(泣)の月形君(デカブルー)も比呂ラブかよ!!(違います)
  • 試合観戦中の明和ナイン。英雄とひかりのその無根拠極まりない比呂への信頼は愛ゆえとしか思えません。
  • すごい暑い日、という割に要所要所で皆の息が白い。CGで消せなかったんですか…。
  • このドラマ開始して以来はじめて、田丸麻紀が言った言葉が役に立ったシーンがありました。
  • 月形との接触を避けた結果、足首をボッキリ痛める比呂。あの傷め方に経験あるんですが、すっごい痛いですよ!!
  • 怪我を隠してマウンドにあがる比呂。せめてアイシングして固定すれば違った結果になったと思うんですが、何でやらなかったのか、そのくだりは全く謎。


 公式戦で、そして甲子園で初めて負けたショックから立ち直れるかどうか、といった所で終った第7回ですが、次回予告でばっちり立ち直ってるのを見て悲しくなりました。見せすぎだっつうの!!