「Dr.コトー診療所 2004」


 「北の国から・沖縄篇」でも別に違和感のないコトー先生スペシャル。


 このドラマはいわゆる若手俳優(男)が皆無で、唯一モブ同然(失礼)ながらいた塩谷瞬が今回何故か参加しておらず、前回特別篇で北国にトばされた山崎樹範の出番も期待できなかったので(そしてやっぱり出番ナシ)、もう亜姫の楽しみは富岡涼時任三郎の不器用な父子の家族愛しかないよ、と思っていたら、剛洋(富岡涼)君が進学の為に東京に転校なんて、そんなバカな!! それじゃ次回スペシャルとかあっても出演しないんじゃないの!!と画面前で大暴れ。受験失敗してもいいから志木名島カムバック!!


 原父子のエピソードと双璧を成していた彩佳さん(柴咲コウ)の母・昌代が脳卒中で倒れるエピソードは、もう終始号泣しどおしで、安易に快復の兆候が! という決着のつけ方でなかったのは非常にドラマ的には良かったと思いました。いや奇跡が起こればそれはそれでいいのかもしれないけれど、奇跡がないからこそ、コトー先生が医者である意味があるのだと思います。