「めだか」#6


 間違えるのがイヤで逃げ出そうとした小学校の学芸会の舞台、先生(林隆三)がめだかに言った「大切なのは舞台にあがる事だから」という言葉。
 その言葉を教師になって悩み苦しむ中でもう1度(国見先生を通じて)言われて、初めてあの時の言葉の本当の意味に気がつくめだかと、「生徒と飲みに行った事がない。けれどそれが私と生徒との関わり方だ」と主張する国見先生(浅野ゆう子)が、めだかと先生を通じて、生徒に慕われる教師の喜びを渇望し始める様が見事に帰結したエピソードでした。


 出来事の発端になった高岡君(平岡裕太)への恐喝騒動 → めだか解雇要求、なんてもうどうでもいいですよ(よくない)。あれ結局、先方もこれ以上めだかの解雇を追求したらどのみち警察沙汰になるからうやむやってオチなのかしら? それともこのネタは終盤への伏線?


 しかし今回のエピソード最大のMVPは先生でも浅野ゆう子でもなく瑛太さんであります。


 先生の死に取り乱すめだかに、しゃがみこんで目線をあわせ、小さな子供をあやすように優しくゆっくりと、「森村先生はきっと俺達には知られたくなかったんだ、病気の事。だからこれでいいんだよ」と諭された日には胸爆発腸ねん転!(萌えで)