『鋼の錬金術師』#50「死」



エドワード・エルリック享年16歳。


 って、ちっとも洒落にならないラス前、第50話です。


 父ホーエンハイムから明かされた錬金術の発生メカニズム。壊れたラジオを直すために必要なのは、ラジオの部品とそれを再生するエネルギー。そのエネルギーは、門の向こう側の人間の死だったわけで。
 つまり鋼世界と1916年のロンドンは平行世界、多次元宇宙の交錯する世界という事ですか? 鋼世界でもキリスト暦があったという事実からしても、時間軸はかなりカブっているのかもしれません。




ツェッペリン直撃しちゃったよ!!


 特大飛行船が直撃して、まだ息がある方が凄いと思うんですが、とにかくこの衝撃でエドは再び鋼世界へ帰還。



人格を破壊されたグラトニー。すごい可哀相……


「役立たず」のグラトニーの人格を破壊し、ラースの手足をもいでいくダンテ。思わずエンヴィーでさえ眉をひそめる極悪ぶり。
 こうなって見ると、錬金術師たちに産み落とされ、いいように利用されているだけのホムンクルスたちが本当に可哀相です。プライドこと大総統が「悪魔はいる。お前達錬金術師だ」と言うのも納得。




藤原啓治キター!!


 一瞬喜んでしまったヒューズ再登場。勿論エンヴィーの化けた姿ですが(泣)。
 ずっと気になってたDr.マルコーも再登場(エンヴィーだけど)しましたが、既にグラトニーに食べられていたなんて……という事は、マルコーさんを脅す時にグラトニーが齧りかけてたあのメイドさんも食べられちゃったんでしょうか。うわあ、最悪!!



エルリック兄弟(ちょっと違)


 ホムンクルスとはいえ、母親が違うとはいえ、この2人は兄弟、しかもエンヴィーはダンテの子供でもあったって、自分の子供のホムンクルスを平然とこき使うダンテの電波にはもうついていけません。あんまりだ。



「鋼の! 私を殺す気か?」「! 一番殴りやすい顔だ!!」
大爆笑。

首とカラダのバランスが悪いです。


 エンヴィーの正体に動揺するエドエドとアルはこの時初めてエンヴィーの正体を知ったわけで、そりゃ動揺もするというものです。てっきりエンヴィーの本当の顔はエドかと思ってたんですが、ホーエンハイムでした。大人になってから死んだの?


 しかし母さんの顔でも殴り飛ばしていたエドが、あれだけ憎んでいた父親の顔を殴れないって、昔のエドなら殴ってたと思うんですが。
 知らない間に自分の父親への感情が違うものに変質していた事に戸惑うエド。一方、何を持ってもホーエンハイムとその血を引く弟たちが許せないエンヴィーは、



腕がブッスリ入ってます。


 兄に胸を貫かれ、エド絶命。


 というわけでにっちもさっちもいかない所で次回最終回です。鍵を握っているのは間違いなくアルフォンスだと思うんですが……可能性としては、賢者の石化してから1度も使ってない錬金術かと。
 ていうかどうにかなってくれないとテレビの前で大暴れだよ! いや劇場版ポスターにエドがいるから大丈夫なんだと思いますが、でもどうやって落とし前をつけるのでしょう。



「次回もお楽しみに!」


 って気分じゃ全然ねぇよ!!