『鋼の錬金術師』#45「心を劣化させるもの」.「人体練成」


 アニメ本編のドン底ぶりと、ゲーム「ドリームカーニバル」の徹底した明るさの温度差が激しすぎです。

賢者の石
漸く全貌が明らかになった賢者の石。詰まる所、無限の供給装置ではなく、使えば減る代物。というわけで賢者の石になったアルフォンスを使用すると……ひぃい、アルの体が、体があああ!! 賢者の石とアルフォンスを分離する方法とかないもんでしょうかね…
エドワード・エルリック
エドに冠された”天才”の称号はマスタングやアームストロングの人間兵器としての錬金能力でなく、学者としての性分に冠されているものなんですね。タッカーとアルの会話から、凡人錬金術師には人体練成の連成陣を描く能力すらないようですし、またダンテたちは賢者の石や紅い水の力を利用して肉体から分離した魂を他人の体に定着させていたのに、当時11歳のエドは増幅装置の助けなしに(右腕を犠牲にしたとはいえ)やってのけたわけで、エドの知略が終盤の鍵になるんでしょうか。
心を劣化させるもの
体を乗り換えていくと魂が劣化して、やがては消滅してしまう…なら、ライラの体に乗り換えてすぐに腐食が始まっている事から考えても、もうダンテの魂は相当駄目なんじゃないでしょうか。あと劣化していくからこそ、電波になったとも考えられますね。
光のホーエンハイム
#45でトリシャとのベベベベットシーンが!!(動揺) この助平親父め!! どさくさまぎれにそーいう事思い出しますか!! 思わずコマ送りです(え)。あと、回想の中のエドはお父さん子だったとか、さりげなく出してきて、凹みます。
ダンテ(ライラ)
人様の赤ん坊をブン投げるとは……(泣)。受け止め失敗したらどうするんですか!!? またロゼはやっぱり次の体な模様。賢者の石がないと転移はできないようなので、エドがあの場所にたどり着いた時に、既にロゼに乗り移ってました、なんて事はないですよね、ね!?
エンヴィー
ホーエンハイムの”子供”とライラに呼ばれたエンヴィー。ホーエンハイムが作ったホムンクルス、という言い方をされなかったのが、まだ何か秘密があるのかな?という所ですが。下手したら、エド・アルの腹違いのお兄さんですよ。ちなみにゲームで「チョコパフェ好き」が発覚してました。
ラスト
なぜ人間になりたいのか、とエドに聞かれて、「残酷な事を聞くのね」と笑うラスト姐さんに涙です。人間の定義も、この話の重要なテーマですね。これはもう結論の出ない問答だと思いますが……あと、造反したラストに不審を訴えつつ、結局一時共同戦線を認めちゃうエドって、やっぱりマザコ(略
ラース
ラストを”おばはん”呼ばわりしたお返しに、ラストの爪に脳天貫かれましたよ!! 怖!! ちゃんとお姉さんと呼んでいれば、脳天は貫かれなかったと思います。エエ全く。
アルフォンス・エルリック
自分はエドがイタイ目に合うのは楽しいんですが(え)、アルが痛い目に合うのは結構耐えられないクチです。今回も賢者の石を発動された時の絶叫といい、消失した自分の体(鎧)を見て、「兄さん兄さん兄さん…」とエドを呼んだり……う、うわーん!! いくらアルが”兄さん以外はカスかゴミ”ぐらいにしか思ってなくてもあんまりです。


 というわけで2話まとめたので、長めの感想になりました。お見苦しいのはご勘弁ください。