「世界の中心で、愛をさけぶ」#9


 16歳男子じゃ結婚出来ない事をドラマじゃちゃんとツッコんでくれて良かったなぁ(映画じゃツッコまれず)、な第9話です。

松本朔太郎
感情だけで突っ走るおバカな役を演じさせたらやっぱりハマり役の山田でした。ギャグもシリアスも。夢の中で、亜紀とサイクリング、但しサクが後ろに乗って、な場面があったんですが、ここの乙女っぷりには引っくり返って悶えました。反則。
廣瀬亜紀
抜ける髪の毛に「根性ナシ」とボヤく姿は可愛らしゅうございました。あと「絵本の編集者になる」のが夢だという事ですが、……陸上は? とかツッコんでは野暮なのでいけません。
スケちゃんとかボウズとか智世とか
ううっ、幼馴染ズの出番が少ない……。「チャンネルロック」に宣伝に出ている場合じゃないですよ。
谷田部先生
亜紀が結婚式で投げたブーケを受け取る場面、松下由樹がやると水10のコントにしか見えません。
お父さんたち
三浦友和高橋克実も素晴らしい中年哀愁ぶり。
結婚式
確かサクと亜紀が付き合っているのが、ご町内の噂になってたくらいの小さな町で、あんな正装して写真とって外出ちゃって談笑とかしてたら、明日の朝には向こう三軒両隣に2人の結婚式知れ渡ると思うんですが……いいのか、もう。


 そんなこんなしている内に亜紀の病状が進行し、長い面会謝絶を経てサクと再びめぐりあった亜紀は丸坊主に!! うわあやっちゃった。しかもこの後、原作の台詞、多分ものすごーく久々な原作からの引用「キスでもしませんか?」に続いて、予告の「助けてください!!」は、映画の代名詞みたいな台詞が登場と、コンボ泣かせワザ炸裂です。ここで号泣せずに、「コンボ炸裂!」とか言ってる自分が駄目人間ですね。


現代篇
亜紀の遺骨の入った小瓶を手にした緒方直人に駆け寄ろうとして路上に飛び出した小林亜希の子供の前に迫るバイク!! 庇おうと体をひねった直人!! (手から滑って)ガシャーン!と路上にぶち撒けられる亜紀の骨!!


 えーーーーーー!!!


 17年もウダウダ持ち歩いていた亜紀の遺骨が、宮浦駅前路上で散骨ですよ!! そんな想い出ひとつもないような場所で散骨とはあまりの笑撃、いや衝撃にソファーから転がり落ちて、脱力致しました。