「世界の中心で、愛をさけぶ」#4


 今回は映画にも原作にもない完全オリジナル部分で、これまでドラマオリジナルの部分はなかなか面白かったので期待してたんですが、お、面白くないよ!!(絶叫) 


 今までアキの友人ポジションだった智世が、サク(山田)・スケちゃん(アバレキラー)・ボウズ(柄本佑)と幼稚園から一緒の幼馴染なんて、そんな設定公式サイトにものってないのに、唐突に第4話で当たり前のように話されてたり、スケちゃんの彼女の話も何でそんな遠距離に彼女がいるのかトカそのくだりの説明一切ないわ、あそこまで劇的にブルーハーツの楽曲まで使っておいて(ドン引きしました)、東京へ行ったスケちゃんが、来週も引き続いて登場ってどうよ!!? そりゃこのままスケちゃんがフェードアウトならキレるけど、帰ってくるの早すぎ!! 


 つまり話が結構無理やりだったという事です。無理に「泣かせ」を入れたなぁ、みたいな感じで。


 大人篇では、高橋克実が素晴らしい哀愁親父ぶりで、とてもトリビアの人には見えませんデシた。

 
 以上のように大筋は今回本当につまらなかったんですが、幼馴染4人組の阿吽のやり取りトカ、見送りにきた智世にブスを連呼するスケちゃんとか、アキにめろめろ(死語)のサクの情けない姿とか、小ネタ部分は相変わらず面白かったです。


 しかし、サクはこんなに愉快な仲間たちに囲まれて、どうしてその後の人生停滞させるほどの鬱のドツボに嵌ったのか、という疑念もあるのですが、そこはこれから描かれるのでしょうか。大人篇のスケちゃんたちについては何も語られないのもワザとっぽい……(と思いたい)。


 牧歌的展開も次回までみたいなので、鬱の予感です。どうせなら同じ局の「鋼」に勝てるぐらいの演出が見てみたいですね。