「WB2」はジャニーズ抜きで面白いドラマを作れることを証明した?


 ゲンダイネットの芸能ニュースに先日載ったニュースというかコラムの、『ジャニーズ抜きで面白いドラマを作れることを証明したフジテレビの英断』に目がテンというか、仮にもニュース情報発信源サイトが、個人の日記ならいざしらず、そんなもっともらしい事が書いてあったのにびっくりしたので、引用させていただきます。


 今回、主人公を演じているのは市原隼人(17)。これまで映画「リリィ・シュシュのすべて」やドラマ「ヤンキー母校に帰る」(TBS)などに出演。今作が本格的な主役デビューである。


 市原さんが映画で主役張った事は、カウントに入らないのでしょうか。まあドラマと映画じゃ畑違いという事なのかもしれませんが。


 このメンバーの共通点は何か。実は全員がジャニーズ事務所の所属タレントではないということだ。

 これまで10代の少年が主人公のドラマはジャニーズの独壇場だっただけに、その“常識”を覆した異例の作品といえる。


「ジャニーズと“タイアップ”しなくても、ドラマ自体の作りがしっかりしていれば視聴率を取れるということです。タッキー&翼や嵐のメンバーをこのドラマに起用していたら、ここまでヒットしたかどうか」(


 ジャニーズじゃないけど、ヒロインや主人公は映画版から大手事務所の影響力が見え隠れするような気がしますが、そこはツッコまないんですね。
 

 確かにジャニタレさんがドラマで主役を張ると、必ず1人、2人はジャニタレさんが洩れなく共演したり、主題歌もジャニグループが担当したり、ドラマのカラーに合ってない事も多いのに、その問題が公的にツッコまれる事はほぼない、という。おかしい話だとは思いますよ。


 でも「WB2」がドラマとしてそんなに素晴らしいかといえば、音楽とか講成とかキャラ設定とか、前作との類似点がちょっとドラマとして造り手が手抜きすぎじゃないのトカ、何より完結していないドラマに対して、そんな手放しの評価を下すのはちょっと判断としては早いんじゃないでしょうか。


 寧ろ「WB2」で強く感じるのは、若手俳優の新鮮市ですね。ここから次世代の稼ぎどころを見出そうみたいな雰囲気が。


 ……素直な目でドラマを見ていた年頃に戻りたいです。