先日のテレビ放映「ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間」を亜姫流に要約してみた。

 昔々。舞台は中つ国と呼ばれる世界。スゴい魔力を秘めた指輪を作った冥王サウロンから指輪を奪った事で長らえた世界に再び破滅のピンチが訪れる。
 
 指輪はサウロン以外の存在が嵌めても、せいぜい姿が消えるぐらいのショボい魔法しか使えないが、持っているだけで、人間不信になり気力が萎え生気が吸い取られ最終的には悪の道に引きずり込む副作用を持つアブナイ指輪。この指輪は持ち主を巧妙に選びながらいつか主人の元へ帰る機会を伺っているのだが、うっかり世界で一番能天気かつ平和主義の種族ホビットのビルボに拾われた事でさすがの指輪も能天気なホビットの心を蝕むのに長い時間を費やしてしまう。
 
 闇の力の増大を察知した魔法使いガンダルフの手引きで、一旦指輪はビルボから甥っ子のフロド・バギンズに譲られる。とりあえずガンダルフの言うままに指輪を安全な場所に預ける旅をはじめるフロド。怖い思いはするわ、瀕死になるわで散々な目に合いながら何とか目的のエルフの隠れ里に到着。
 しかし指輪を預けてさあ安心、と思いきや事態は随分悪い方に転んでおり、世界を救うには敵の本拠地奥深くの山の火口に指輪をブン投げる事だけしか選択肢がなくなってしまったという。

 すったもんだの末、乙女っ子(フロド)が指輪捨ての旅に行く事を決意、ガンダルフが道案内・フーテンな人間の王アラゴルン・エルフの部族の王子で弓の名手のレゴラス・頑丈なドワーフギムリ・フーテンの王に代わって人間の国を治めている大臣の息子ボロミア・バギンズ家専属庭師でフロド一筋(違)のサム・及び馬鹿2名(メリー&ピピン)が指輪捨てツアーに名乗りをあげる。
 
 で、旅に出た一行だが、道案内の癖して役立たずのガンダルフのおかげで無駄に迂回の連続、更に旅が進むにつれ、指輪の魔力は増大し、相変わらず嵌めて使える魔法はショボいが、持ってるだけなのに蝕みパワーはフロドのみならず周囲にまで伝染。内から外から迫る恐怖の前で、フロドは指輪捨てツアーはたった1人で赴かなければいけなかった事に気がつく。
 
 こうして敵の思惑のまま旅の仲間は離れ離れになってゆく。だが決して希望がないわけでなく……

 


 肝心な所はネタバレせずにガンバってみた(仕事中に)粗筋。原作ファンの人が見たら怒りそうなので今謝っておきますゴメンなさい。

 その他の見所としては魔法使い同士のジジイ対決もとい魔法対決、あんなお家に暮らしてみたい! なビルボの家、乙女主人公フロドのキャワイさ(死語)、レゴラスさんの弓筒どう見ても10本くらいしか入ってないのに絶対矢が切れない上、放った矢は自動追尾機能でもついてるのか百発百中で、ドラえもんひみつ道具並みの便利さだトカ、馬鹿2人はムードメーカーという言葉では片付けられないくらいの馬鹿だトカ、まあ色々。