「侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦」「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」★★



侍戦隊シンケンジャー」:
短ッ
ライダー映画の前座映画ながら、なかなかに魅せてくれることの多い戦隊映画だけど、今年は3D仕様にする都合で例年以上に短くなったらしいです。戦隊ものはディレクターズカット版でないからなぁ……。殿様が敵の大将に突撃するシーンは川中島がモチーフなのでちょっとニヤニヤした。


仮面ライダーディケイド」:
特撮誌に書いてある情報がカットされるのはまだいいとして(よくはないけど)、パンフに書いてある情報がカットされるってどういうこっちゃ! いつものことです。
ストーリーとアクション部分が噛みあってるようで噛みあってないのもいつものことです。
ストーリーの方は展開がザッピング早送りで進行しているので、ディレクターズカット版待ち(発売は大体来年の5月ぐらい)です。いつものことです。
いつもと違うのはゲストが鬼豪華な事ぐらいでしょうか。テレビ版から引き続いて登場の石橋蓮司に加えて、大杉漣を連れてきた功績はデカいと思います。まるで普通の映画のようだ……! おまけに実写映画ではかの珍作「MOON CHILD」以来のご出演となるGACKT様登場。登場した瞬間頭の中に謙信公のテーマ(@「風林火山」)が流れました。あの三味線ベベベベの奴ね。

総じてどっちも時間がなくて、説明不足で描写不足の印象が否めません。いつものことです。「色々な事を説明することがいいことじゃない」というスタンスらしいですが、画で分からせることもしてないじゃないかッ……この不条理を9年やっている東映特撮映画はそろそろ今回の士君並に突き落とされるべきだと思います。