ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破★★★


くやしい! でも面白い! みたいな。そういう感想しか今は書けないかなぁ。

4部作の2作目。クライマックスの戦いはいわゆるこのシリーズの「分岐点」にあたりますが、今回は……そうきたか。あの頃と今とでは「世界を変える少年(王)の資質」とはなんたるべきか、という作り手の気分が相当違うのだと思った。「もっとも弱い生き物が世界を変える」、特に「その中心に少年が立つ」という一見必然そうでありながらも実は大変に残酷で重いシークエンスは僕にとってついつい真剣に考えてしまう思考題材なので、「今回のシンジ君」の物語がどこへ向かうのか、たいへん興味深いです。しかしカヲル君は出番はマリ以上にピンポイントなのに、全てを持っていってしまうのはさすがとしかいいようがない。最後のアレなんてねぇ、もう大爆笑しちゃったよ!