「ケータイ捜査官7」#17 遠い夏の空と


 未来の世界からの少年の声に死をまぬかれた少年がその後どんな人生を送ったかは、走り回る玄孫たちと採れたての野菜が象徴する。幸せだったに違いない。彼は自分の長男に「ケイタロウ」という名をつけた。彼は福音を齎した者の名をはっきり覚えている。そして彼は出会った。昨日からやってきた少年に。彼とであったこの日が全ての始まりだったのだ……

 いい話!


 五十嵐翁とケイタ。これ単純なようで割と複雑な時間の修正が働いてるような気がする……。その世界では昨日出会ってるはずの二人。だけど、二人が初めて「出会う」のは今日という日の朝。
 がらんどうの家と荒れ果てた畑を抱えて、失くした夫の思い出と共に独りで生きてきた老婆の人生は「なかったことになった」のも興味深い。だからこそ、ケイタはいい加減に書いていた日本史のレポートを書き直そうと思うのだ。なかったことは決してなかった事では彼にとってはなかったのだから。


【あきらがゲストでした】

 今週は辻本祐樹はじめ、やたらゲスト多かったから秋山奈々がおまけ程度の存在だという事は大体予想がついてたけど予想以上におまけだった……最大の見せ場は全部爺さんだぜ!? だけどまあ可愛かったからいいのだ(えー)。
 しかし「空気君」とクラスの男子からナメられてたケイタが、学校の課題の為とかアンカーの実験とかあれこれ名目ついてたけど、要は可愛い女子2人と一泊旅行ってどういうことですか! それでいいのか周囲! 


 女子の無防備加減も大概だったが、ケイタも相当な無防備なので、どうしようもない。

 次回は1回休んでちょうホラー回。