「ケータイ捜査官7」#1 


 選ばれる「資質」は元気でも勇気でも行動力でも根性でもなく、「優しさ」という要素なあたりは非常に今という時代特有のものだな、と思います。「仮面ライダー電王」の野上良太郎も優しい青年だったけれど、良太郎の優しさは最初から最後までパラメータMAXのゆらがないものであったのに対し、本作の主人公・網島ケイタは自分自身の資質に無自覚であり、自信もない。そんな彼が泣きながら、ボロボロになりながら戦う姿は非常に亜姫のツボを刺激するのです。決してモエだけではありません。言い訳。
 少年の可能性は必ずしもポジティブな方向に向かうとは限らないので、そこら辺の手綱さばき加減によっちゃ、大化けしそうだなぁと思いました。視聴ケイゾク