「劇場版アクエリアンエイジ」☆


 これを劇場で流す悪があると思うんだ絶対。こんなのスクリーンで流しちゃいけないよ! 役者の演技が逐一アレとか話がとっちらかりすぎとか撮りがダルすぎるとかそんな事がごくごく瑣末な問題になってしまう程に酷かった。
 オチが最悪です。ありがちな「僕たちのボウケンはまだ始まったばかり!(終わってんだよ!)」オチならまだ我慢できました。そんなオチだろうな、と見る前から断定してました。しかし現実は想像のナナメ上。まさかボウケンが始まらずに終了するとは! 以下本編の内容に激しく触れております。




 ざっくり荒筋を追えば、怪事件が起こって、その犯人が自分なんじゃないかと主人公(桜田通)が悩んでいる、そんな主人公の友人が栩原楽人で、もう亜姫がこの映画が見るまでもなくクソであろうことを予測しながらも観に行ってしまった理由の10割が彼と舞台挨拶が目当てだったわけですが、兎に角その楽人と通君は実は殺しあう運命にあったトカで、それ以外に何人かの主要キャストと長澤奈央さんがいて、延々カードゲームの設定をくっちゃべって、で、怪事件の犯人は通君じゃなくて、長澤さんに襲いかかった犯人が関係者一同の前に姿を現した所で画面が暗転し、主題歌が聞えてきます。え? ココで? エンドロールが流れてるけど、ままさかァー!!? 終わった。……。場内騒然。そりゃそうだ。
 せめて犯人を通君が倒すとか、通君と楽人が殺しあうトカ、そのぐらい尺的に余裕がなかったとも思えないのに終了。これはもしかしたらDVDで完結編を出すという事か(それはそれでクソな商品展開に怒り狂うけど)、続編を作る予定が(あんな話で続くもクソもあるかと思ったけど)あるトカ、舞台挨拶でそういう事を発表して話題にするのかな、と一縷の希望に縋りましたが、一切そういう話はなく舞台挨拶終了。脱力。

 舞台挨拶の栩原楽人は可憐でした。それだけが救いだった。物販で彼のポスター買って帰りました。亜姫は馬鹿です。出演者に罪はないという意味で☆(星0.5)。