「RHプラス」#11


【この世に僕は一人きり】

 誠のトラウマが詳らかに。あげはと出会う前、自分の出自を理解できていなかった頃の誠の日々のウルトラ陰惨描写が想像以上にエグい演出でびっくりしました。「食べろ」と云われて人の残飯をむさぼり食う、神父にモップで殴られる&言葉責め、同級生の膝小僧の血を掬い取って舐める、またしても神父にモップで殴られて言葉責め、我を忘れて神父に噛みついて血まみれ、血まみれのまま街を徘徊、飛び降り(未遂)、「(きよいたちに)僕を飼ってくれるの?」発言もろもろ、三浦悠大熱演。


【ヒロインという名の少年】

 もう一人の大熱演者・栩原楽人。誠と出会った描写のくだりとか、まごうことなくキュートで可憐なヒロイン然としていながら、肝の部分ではしっかり漢。「君が必要とする限り、僕は君の傍にいるよ」トカ、殺し文句ですよ! 殺し文句ですよ!!(繰り返し)


 ドラマ的には誠の母親を殺さないかなぁと思ってたんですが、原作通りにおかんは「お父さん」に殺されて死亡。三浦悠の大熱演は続く! みたいな。原作通りなら色々とウッハウハな展開、もとい深刻な展開の上、おかんを殺したことでこのドラマの落としどころが見えなくて面白いです。

 お父さんが村上幸平だった件については次週じっくりと。笑った。