[映画]「手紙」
クライマックスで「さあ泣け」といわんばかりに流れる小田和正の「言葉にできない」は涙を誘う効果音としては絶大です。しかし自分は小田和正が本編でかかる直前に流れたド演歌「縁切寺」に泣くどころか危うく爆笑しそうになりました。「縁切寺」というチョイス自体は端的にこの作品のテーマを表していて面白かったんだけど、誰がチョイスしたんだアレ。
しかしヒロインがやってることは犯罪だと思うんですが、相手を一途に思ってやってた、だからいいんですかそうですか。亜姫は「エェエエエエー」と思いました。その巧妙な細工っぷりには恐怖すら覚えたのに……
あと収監された犯人が被害者の遺族に送っていた謝罪の手紙がどっさり出てくるシーンは本気で戦慄。あれはイヤだ! 「キノの旅」なら射殺されるよ!(そういう話があります)
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