「仮面ライダー響鬼」#31 超える父


白倉Pのブログから察するに、打ち切りの危機だったんじゃないかとも思える今日この頃。
 少なくとも31・32話を見る限り痛烈に感じたのはロケやCGに費やす金銭的余裕がなくなったっぽいな、という事です。イノウエ(脚本)だって某種死のメイン脚本家の方に比べたら全然普通に話を書ける人の筈……って、明日夢が父親を求めて奔走するくだり、説明調で父親の事を都合よく喋ってくれる会社の人だけはありえないと思いましたが。ああ何か見てると色々な意味でガンバれって思う。


【今週の桐矢少年】
→ヒビキさんの隠し子説まで浮上した桐矢少年の「おとうさん!」の正体は、彼の父親が消防士で殉職した事に由来していたようです。
 自分を置いて死んでしまった父親を超えたい、という半ば強迫観念めいた執着から、ヒビキさんにまで勝負を挑む桐谷少年。
 お前の運動神経じゃどう転んでも勝てないよ、と思ってたら、「お前はいずれ俺のものになる」ときたんで、椅子から転げ落ちました。押し倒す気かよ!!(違います) ちなみにその過程でアスムも手に入れる気満々と見ました。なんだかんだ明日夢と友達になりたいオーラが全開なのがアホっぽい。


【今週のアスム】
→桐矢少年に何を言われても、結局彼の行動指針はヒビキさんを起点に動いているのが凄いと思いました。世界はヒビキさん中心で回ってるよ。夜中の神社に呼び出すなんて、随分アプローチも大胆になってきましたし(大間違い)。
 自分と母親ではない家族との生活に生きていた父親の背中を寂しそうに眺め、彼の人の作りかけた犬小屋を作り、トボトボ帰る家路に、おかんが迎えにきた演出はよかったです。


【今週のヒビキさん】
→居候している「たちばな」でそこまで仕事ができないのは超問題じゃないですか。あの「きびだんこ紅」はヒビキさんの自作っぽくって怖い。


【今週の戦闘】
→灼熱真紅の型で文字が出た時はちょっとホッとしました。今回の騒動で最も変質したのは戦闘のパターンだと思われますが、一応敵(洋館の男女)が実験のパターンを大幅変更してきたという事でギリギリ許容範囲内。「夏の魔化魍は基本的に響鬼紅にしか倒せない」という設定も一応踏襲。それにしても次回登場の新童子&姫のブッ飛ばし衣装は凄い。


【次週予告】
→予告だけ見ると凄い面白そう。