「ウォーターボーイズ2005」


 ドラマ第1作の続編と銘打ってあったのだけど、瑛太さんも香椎由宇嬢もプチデブ(石井智也)も安田様(田中圭)もドラマ版とはキャラが違ったような気がしました。

 悲しいけど少年はお人形さんのようであってほしい(by滝澤みどり)とはいかない現実。2年という歳月は確実に彼らから「少年性」の喪失を感じさせました。失っていくものだからこそ、その一瞬が輝く、という意味では「ウォーターボーイズ」のドラマ版には「1」も「2」もこのスペシャルも価値があったと思います。ただ物語としてはもういい加減打ち止めた方がいいんじゃないのかなぁ。その前に適齢期の若手俳優が暫くは揃わないか。

 しかし楽しみだったドラマ版からの設定や辻褄の脚本上の合わせがかなり酷かったというか、「第8回ウォーターボーイズ選手権」というのは、映画版に(一応)連なる世界観ならば絶対おかしい大会年数だし、安田様は会計士を目指してる、って家業の自転車屋はどうしたとか、瑛太さんと安田様とプチデブはそんなに親しい間柄じゃなかったのにとか、他色々ドラマのその後のドラマとしては駄作。


 新ボーイズたちについてはメイン3人はフレッシュというより、瑛太さんも含めて「これからフ○がプッシュする若手俳優をよろしく!」感がバリバリしたのは亜姫だけですか? 他ドラマや映画で順調にキャリアを積んできただけあって、青春!とか悩める有り様には好感が持てる皆様だったので、今後の動向は要チェックですね(現金)。